令和2年7月7日

 7月7日(現地時間6日),第74回国連総会(於:ニューヨーク)において,我が国が提出していた「スポーツとオリンピックの理念を通じた平和でより良い世界の構築」決議(通称:オリンピック休戦決議)の修正決定が採択されました。

1  この決定は,2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会(以下,「2020年東京大会」)が来夏に延期になったことに伴い,昨年12月に国連総会において採択されたオリンピック休戦決議に記載されている2020年東京大会の日程を来夏の日程に修正するものです。

2 今回の決定の採択により,来夏の2020年東京大会期間中に全ての国連加盟国の間の休戦を求めることとなります。

3 来夏の2020年東京大会の成功に向け,引き続き外務省としても関係機関と緊密に連携して取り組んでまいります。

[参考1]スポーツとオリンピックの理念を通じた平和でより良い世界の構築(通称:オリンピック休戦決議)
 ユーゴスラビアにおける休戦を訴えた1994年のリレハンメル冬季大会以降,採択されてきた国連総会決議。昨年秋,我が国が提出していた休戦決議は,同年12月,186か国の共同提案国を得て,全会一致で採択された。
 同決議には休戦の他,2020年東京大会の基本コンセプト,官民が連携して進めるスポーツ国際貢献事業「スポーツ・フォー・トゥモロー」,「ホストタウン・イニシアティブ」等,我が国の取組や,東日本大震災後の我が国に対する世界からの支援への謝意と被災地の復興に向けた姿を示すというメッセージが込められている。

[参考2] 「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会」の名称
 来夏の開催に際しても「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会」の名称は維持される。