令和2年7月2日

 7月2日午後2時45分頃から約20分間、茂木敏充外務大臣は、ゴルダン・グルリッチ=ラドマン・クロアチア共和国外務・欧州問題大臣 (H.E. Mr. Gordan GRLIC RADMAN, Minister for Foreign and European Affairs of the Republic of Croatia)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

 

1 冒頭、茂木大臣から、2020年3月にクロアチアの首都ザグレブで発生した大規模な地震で被災された方々へのお悔やみを伝達しました。その上で、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大している現状を踏まえ、各国の情報・教訓・知見の共有の重要性を強調しました。また、茂木大臣から、クロアチアから要望のあったアビガン錠が今般クロアチアに提供されたことを伝達し、グルリッチ=ラドマン大臣からは謝意が述べられました。

2 また、茂木大臣から、2020年前半にEU議長国を務めたクロアチアが西バルカンの欧州統合等のEU内の議論をリードしたことに対する祝意を述べつつ、国際場裡においても日クロアチアで協力していきたい旨述べました。これに対してグルリッチ=ラドマン大臣からは、日EU・SPAEPAや連結性協力を始め、日EUの協力拡大を歓迎する、また、日本による西バルカン支援の取組みに感謝する旨の発言がありました。

3 両大臣は、新型コロナウイルス感染症が収束した後に、経済分野を含めて二国間関係を着実に進展させていくことを確認しました。