厚生労働省は、本日、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の修正版(Android版)の配布を開始しました。スマートフォン端末のアプリの自動更新機能がOnになっている場合には、ダウンロードが可能な通信環境から自動的に更新されます。アップデートしていただきますようお願いいたします。
 
また、接触確認アプリを利用している方が新型コロナウイルス感染症の陽性者としてアプリにおいて登録する際に必要となる処理番号の発行は、利用者において修正版に更新いただいてから、開始します。期日は改めてお伝えします。
 
 本日配布を開始したAndroid版の修正版(1.1.1)による主な修正内容は、昨日配布を開始したiOS版の修正版(1.1.1)による修正内容と同じで、以下のとおりです。
・ 利用開始日が今日の日付で表示されていましたが、これを修正し、アップデートの前に最後にアプリを起動してホーム画面を表示した日付を起点として日付が更新されないようにしました。なお、アップデート前の接触に関する記録は、端末内で14日前まで保持されています。

 - 例1: 6/19にインストールし、ホーム画面を開いてそのままアプリを閉じなかった場合、アップデート後の利用開始日は6/19で表示されます。
 - 例2: 6/19にインストールした後、アプリを一旦閉じ、その後6/22に再度アプリを起動してホーム画面を開いた場合、アップデート後の利用開始日は6/22で表示されます。

 ・ 新型コロナウイルス感染症の陽性者が、新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理システム(HER-SYS)から発行されていない処理番号を、陽性者の登録画面に入力した場合に「完了しました」という表示が出る場合がありましたが、このような表示が出ないよう修正しました。なお、処理番号は現在は発行していませんので、陽性者との接触の可能性の通知はされていません。
・ 「アプリに関するお問い合わせ」のリンク先について、新型コロナウイルス接触確認アプリのホームページと利用者向けQ&Aをご案内するようにしました。
・ Bluetoothおよび接触の通知のオンとオフの設定について、APIの仕様の変更によって、スマートフォンの設定で行う仕組みとなったため、アプリの設定の表示から、Bluetoothおよび接触の通知のオンとオフの設定の表示を削除しました。
・ 利用規約に同意後、アプリを終了すると、プライバシーポリシーに同意しなくても、アプリの利用を開始できるような場合がありましたが、このような事象が生じないように修正しました。
 
 6月19日の公開から1か月間は試行版のため、引き続き、デザイン・機能などの修正を予定しています。

以上