総務省・新着情報

会見発言記事
高市総務大臣閣議後記者会見の概要
令和2年6月30日

冒頭発言

   皆様、おはようございます。
   本日は、持ち回り閣議でございました。

労働力調査結果

   今朝、労働力調査結果を公表いたしました。
   5月の完全失業率は、季節調整値で2.9%と前月に比べ0.3ポイント上昇し、3か月連続の上昇となりました。
   就業者数は6,656万人と、1年前に比べ76万人減少し、2か月連続の減少となりました。
   また、就業者のうち、休業者数は423万人と、1年前に比べ274万人の増加となりました。4月と比較いたしますと、増加幅は146万人の縮小となっています。
   新型コロナウイルス感染症の影響が引き続き大きく現れておりますので、今後も十分に注視してまいります。
   詳細は、統計局にお問い合わせください。

令和2年度「異能vation」に関する公募

   これまでにない大胆な発想で、社会や経済を劇的に変化させる破壊的イノベーションを支援する「異能ベーション」プログラムについて、明日、7月1日から公募を開始します。
   今年度は、それぞれの地域において、多様な尖った個性がのびやかに活躍する土壌を広げることを目指し、民間企業や大学などの運営協力機関からなる「異能ベーションネットワーク」に拠点として参加してくださる機関についても、併せて募集を行います。
   さらに、海外にいらっしゃる方にも裾野を広げるため、国際的な公募も本格的に開始します。
   また、総務省が、このプログラムを卒業された方を「異能β」として認定し、世界でご活躍いただけるよう、活動を支援する仕組みも用意いたしました。
   新型コロナウイルス感染症の拡大により、「新たな日常」が始まっている中で、社会や産業に新たな可能性と力を与える、これまでにない常識外の発想をお持ちの全国や世界の皆様からのご応募を心よりお待ちいたしております。
   詳細につきましては、国際戦略局技術政策課にお問い合わせください。

電気通信サービスに係る内外価格差調査

   本日、電気通信サービスに係る内外価格差調査の結果を公表します。
   この調査は、市場の実態をできるだけ適切に反映できるよう、様々な切り口で、主要都市毎の料金水準を比較していますが、シェア1位の携帯電話事業者のスマートフォンの通信料金を見ますと、東京の料金水準は、昨年に比べて、低廉化してきていますが、諸外国と比べれば、依然として高い水準となっています。
   総務省では、携帯電話料金の低廉化を重要な課題として捉え、モバイル市場の公正な競争環境の整備を進め、昨年には、改正電気通信事業法を施行しました。
   これを踏まえた、各社の料金プランを比較してみますと、新型コロナウイルス感染症の影響に伴ってニーズが急増している「期間拘束のない」「大容量プラン」については、昨年4月から今月までに「3割程度」安くなってきています。
   また、大手事業者の一部では、楽天モバイルに対抗して、サブブランドの料金プランを見直す動きも出てきております。
   今後、楽天モバイルのエリア拡大や、MNOからMVNOへの卸料金の適正化を契機に、事業者間の競争が、より一層本格化していくと考えております。
   総務省としましては、引き続き、公正な競争環境の整備を通じて、わかりやすくて低廉な料金の実現に向けて取り組んでまいります。

   私からは、冒頭、以上でございます。
 

質疑応答

発信元サイトへ