令和2年6月26日

 6月26日,午後3時25分頃から約25分間,茂木敏充外務大臣は,ナレディ・パンドール南アフリカ共和国・国際関係・協力大臣(Hon. Dr. Naledi Pandor, Minister of International Relations and Cooperation of the Republic of South Africa)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,茂木大臣から,南アフリカが,国内だけでなくアフリカ連合(AU)議長国として,他のアフリカ諸国を先導して新型コロナウイルス感染症対策に取り組んでいることに敬意を表しました。また,茂木大臣から,南アフリカを始めアフリカ諸国への新型コロナ対策の支援について旨伝え,パンドール大臣から謝意が述べられました。両大臣は,日本と南アフリカが感染拡大防止に引き続き協力して取り組んでいくことで一致しました。

2 茂木大臣は,南アフリカに在留する邦人計約150名が出国する際に南アフリカ政府から得られた支援に謝意を表すとともに,引き続き邦人の安全な出国について協力を要請しました。これに対し,パンドール大臣より,日本に在留していた南アフリカ人の本国帰国に際して日本側から得られた支援に感謝したいと述べ,困難な状況で日本と南アフリカ両国間の協力と連携をはかっていきたい旨述べました。また,茂木大臣から,南アフリカの日系企業がフェイスシールドの生産等により地域の新型コロナウイルス対策に貢献している例を紹介しました。

3 両大臣は,交流を再開できる状況になった暁には,「日・南アフリカ・パートナーシップ・フォーラム」を早期に開催することで一致した他,北朝鮮情勢及び国連安保理改革を始めとする国際場裡における協力につき意見交換を行いました。