令和2年6月26日

鈴木外務副大臣のスーダン・パートナーシップ会合への出席1

鈴木外務副大臣のスーダン・パートナーシップ会合への出席2

 6月25日,日本時間午後10時00分頃から約2時間,鈴木馨祐外務副大臣は,テレビ会議形式で開催された「スーダン・パートナーシップ会合」に出席しました。

1 本会合は,昨年9月に発足したスーダンの暫定政府の民政移管に向けた国際社会の政治的・財政的支援を結集するため,ドイツ,EU,国連及びスーダンの共催で,ハイコ・マース独外務大臣,アントニオ・グテーレス国連事務総長及びボレル欧州連合外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長を始めとする合計40か国と15の国際機関の代表が参加しました。本会合では、スーダンの民主化プロセス成功のため,国際社会と暫定政府の間にパートナーシップを構築することが重要であり,国際社会からの政治的・財政的支援を一層強化する必要があること等が議論されました。

2 鈴木外務副大臣からは,概要以下のとおり述べました。

(1)日本の対スーダン支援は,スーダンにおける人道状況を改善し,開発を促進することを目的として行われてきた。

(2)具体的には,2016年から2019年までの間,白ナイル州の浄水場建設プロジェクト等の無償資金協力,水資源管理,職業訓練や農業等の分野における技術協力を実施してきた。

(3)債務救済に関しては,すべての条件が整えば,確立された国際社会の慣行に則り,スーダンの債務持続性の回復に向けて必要な手続をとる考え。

(4)日本は,昨年スーダンが経験した歴史的な変化と,その後の民政移管に向けた動きを歓迎し,スーダンが様々な課題を克服できるよう国際社会のパートナーと共に支援していく。

3 また,各国・国際機関の参加者からは,対スーダン支援及びスーダンの民政移管を支持する発言が行われました。

[参考]スーダン・パートナーシップ会合
 2019年8月のスーダン暫定政府発足後,国際社会が,3年3か月後に予定されている民政移管に向けて,スーダンに対する政治的・財政的支援を結集することを目的として開催された会合。