ハローワークを通じた「障害者の就職件数」が11年連続で増加しました

  厚生労働省は、令和元年度の障害者の職業紹介状況を取りまとめましたので、公表します。
 ハローワークを通じた障害者の就職件数は103,163件で、対前年度比0.8%の増となりました。また、就職率については46.2%で、対前年度差2.2ポイントの減となりました。 

 【ポ イ ン ト】
 〇 新規求職申込件数は223,229件で、対前年度比5.7%の増となり、また、就職件数は103,163件で、対前年度比0.8%の増となりました。
このうち、精神障害者の新規求職申込件数は107,495件で、対前年度比6.1%の増となり、また、就職件数は49,612件で、対前年度比3.3%の増となりました。
 〇 就職率(就職件数/新規求職申込件数)は46.2%で、対前年度差2.2ポイントの減となりました。
 

  就職件数(件) 対前年度差(比) 就職率(%)(対前年度差)
身体障害者 25,484 1,357件減( 5.1%減) 41.1(2.7ポイント減)
知的障害者 21,899 335件減( 1.5%減) 59.4(2.7ポイント減)
精神障害者 49,612 1,572件増( 3.3%増) 46.2(1.2ポイント減)
その他の障害者 6,168 965件増(18.5%増) 36.6(3.8ポイント減)
合 計 103,163 845件増( 0.8%増) 46.2(2.2ポイント減)

 
 〇 産業別の就職件数は、「医療,福祉」が35,744件(構成比34.6%)、「製造業」が13,418件(同13.0%)、「卸売業,小売業」が12,357件(同12.0%)、「サービス業」が10,524件(同10.2%)となりました。
 〇 障害者の雇用の促進等に関する法律(昭和35年法律第123号)第81条第1項及び第2項の規定により、ハローワークに届け出のあった障害者の解雇者数は、2,074人でした(平成30年度は1,980人)。