令和2年6月12日、安倍総理は、総理大臣官邸で会見を行いました。

 総理は、令和2年度第2次補正予算成立等について次のように述べました。

「本日、2次補正予算が成立いたしました。早期成立に御協力いただいた与野党全ての議員の皆様に感謝申し上げたいと思います。
 百年に一度の国難と言われる中にあって、先般成立した補正予算と合わせて事業規模230兆円、GDP(国内総生産)の4割に上る世界最大のこの対策で、日本経済を守り抜いてまいります。事業者の皆様に最大200万円お届けする持続化給付金については、この1か月余りで約140万件、中小企業・小規模事業者の皆様に1兆9千億円、現金をお届けいたしました。大変厳しい中、本当に歯を食いしばって頑張っておられる皆様に対して、求められているのはスピード感なんだろうと、こう思います。今回の2次補正予算によって、休業中の皆様に対する人件費の助成については、世界で最も手厚いレベル、1日、1万5,000円まで引き上げることとなります。また、最大600万円の家賃補助も盛り込んでいるところであります。こうした支援を一日も早くお届けして、事業の継続と雇用を、そして生活を守り抜いていく考えでございます。
 さらには、今回の感染症対策において、最前線で頑張っていただいた医療従事者の皆様や、介護施設で頑張っていただいている皆様に対しまして、最大20万円の慰労金をお届けいたします。そして次なる流行の波に備えまして、医療提供体制、検査体制を拡充、強化してまいります。そして同時に、ワクチンや治療薬の開発も進めてまいります。今、感染状況が落ち着いてきたこの機をいかして、次なる流行に対して万全の備えを急いでいく考えであります。
 緊急事態宣言を解除してから、ほぼ3週間が経過しているわけでございますが、感染の防止に最大限の注意を払いながら社会経済活動を再開していく、この動きも本格化してきているところでございます。今回の補正予算は、コロナの時代において新たな日常をつくり上げていく、そのための予算でもあります。厳しい状況は続いていくわけでありますが、国民の皆様の御協力を頂きながらこの状況を乗り切っていきたいと、こう考えています。」

「二階幹事長から、東京都連と党本部で協議した結果、今お話があったような対応をとっていく、ということになったという報告を頂きました。この党本部の、そして都連の決定を尊重したいと、こう思っています。小池都知事も、このコロナ禍の中にあって都民を守るために全力を尽くしておられると、このように思います。大切なことは、地方自治体と国が一体となってこの状況を乗り越えていくことであろうと、こう思います。」

「この国会、予算委員会等においても様々な御指摘も頂きました。梶山経済産業大臣から、誠意を持って御説明しているところでありますが、大切なことは、今必要としている方々に、スピード感を持ってお届けしていくことだろうと思いますし、当然無駄遣いがあってはならない、効率的なものでなければならないわけでありまして、執行については厳正に執行していく、これは当然のことであろうと、このように思います。」

「先般の県議会選挙においては、自民党の議席を大分増やすことができたと、こう思っています。大切なことは、普天間基地の固定化は断じて避けなければならない。世界の中でも大変危険な地と言われている、この普天間基地の移設を一日も早く達成していきたいと、こう考えています。」

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