6月4日、21時00分(現地時間13時00分)から約4時間、英国主催でグローバル・ワクチン・サミット2020(Gaviワクチンアライアンス第3次増資会合)がオンライン形式で開催され、我が国からは、安倍晋三内閣総理大臣がビデオメッセージで参加しました。
 
1 本会合は、Gaviワクチンアライアンスの2021年から2025年の活動に必要な資金調達を呼びかけるため開催され、英国(主催者)、米国、フランス、ドイツ、イタリア、中国等から35か国の首脳級と、16か国の閣僚級、WHO、UNICEF等の国際機関の長、ビル・メリンダ・ゲイツ財団などの市民社会・企業の代表が出席またはビデオメッセージを寄せました。今次会合では、74億米ドルが資金調達目標とされていたところ、各国政府及び民間からの貢献で約88億米ドルの資金調達が達成されました。
 
2 我が国からは、安倍晋三内閣総理大臣がビデオメッセージにて、新型コロナウイルスとの戦いにおいても、ワクチンの開発、そして途上国を含む各国への迅速な供給が重要である旨強調し、Gaviの主導的な役割を期待するとともに、次の5年間のGaviの取組においては日本企業の優れたイノベーションを世界の感染症撲滅のために今まで以上に生かしてほしい旨述べました。今後、Gaviを通じて、日本のワクチンの海外展開を後押ししていきます。
 
3 また,最後に、来年夏に延期された2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を、人類がコロナウイルスに打ち勝った証として完全な形で開催するとの決意を表明しました。