令和2年5月29日

 5月29日,12時10分から約15分間,茂木敏充外務大臣は,ビル・ゲイツ・ビル&メリンダ・ゲイツ財団共同議長(Mr. William (Bill) Henry Gates III, Co-Chair of the Bill & Melinda Gates Foundation)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,茂木大臣は,本年4月にゲイツ共同議長が旭日大綬章に叙勲(PDF)別ウィンドウで開くされたことに対する祝意を示すとともに,ゲイツ財団の新型コロナウイルス感染症に対する精力的な活動への敬意を示しました。これに対して,ゲイツ共同議長から,叙勲を受けたことに対して大変光栄であるとの発言があるとともに,新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けたゲイツ財団の活動について説明がありました。

2 茂木大臣から,新型コロナウイルスを含む感染症対応について説明しつつ,特にワクチンの開発及び開発後の公平なアクセス確保の重要性について述べました。また,ゲイツ共同議長との間で,6月4日に予定されているGaviワクチン・アライアンス第3次増資会合の成功に向けて連携していくことで一致しました。

3 さらに,茂木大臣から,日本政府は「人間の安全保障」の考えに基づき,ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの実現を重視しており,引き続きゲイツ財団と一層緊密に協力していきたい旨述べたのに対して,ゲイツ共同議長は日本政府のこれまでの国際保健分野での国際社会への貢献を高く評価するとともに,引き続き日本政府との協力関係を強化していきたい旨述べました。