令和2年5月23日

 5月23日,茂木敏充外務大臣は,イスラム教断食月(ラマダン)明け祭日に際して,イスラム諸国向けに以下のメッセージを発出しました。なお,このメッセージは,新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえ,本年は在京のイスラム外交団等を招待してのイフタール(イスラム暦断食月中に行われる日没後の食事)の開催を見送らざるを得なかったことを踏まえ,発出したものです。

「イスラム教断食月明けの祭日に際し,日本国内及び世界中の全てのイスラム教徒の方々に対し,心よりお祝いを申し上げます。
 またイスラム教徒の方々におかれては,断食月や断食月明けの祭日においても,新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて懸命に取り組まれていることに敬意を表します。
 日本は,イスラム諸国との信頼関係を重視し,政治・安全保障,経済,文化といった様々な分野で関係を強化してきました。現在,新型コロナウイルス感染症の拡大という世界的な危機に直面していますが,日本は,イスラム教徒の皆様を含む国際社会と緊密に連携・協力し,必ずやこの困難に打ち勝ち,イスラム諸国との関係をより一層深めていきたいと考えています。
 断食月明けの祭日に際して,イスラム教徒の友人達との連帯を表明するとともに,新型コロナウイルス感染症の一刻も早い収束と,皆様の健康と御多幸を祈念いたします。」