令和2年5月20日

 5月20日午後3時から約25分間,茂木敏充外務大臣は,ムフタル・トレウベルディ・カザフスタン共和国外務大臣(H.E. Mr. Mukhtar TLEUBERDI, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Kazakhstan)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,茂木大臣から,今月14日にカザフスタンに到着したアビガン錠が臨床研究の前進に寄与することを期待する,また,カザフスタンに対して,保健・医療体制強化に資する資機材を供与する用意があると述べました。これに対し,トレウベルディ外務大臣から日本の支援に対する謝意が述べられ,カザフスタンにおける現状と政府の取組につき紹介がありました。

2 加えて,茂木大臣からは,カザフスタンから特別便が運航され,その往路で在留邦人3名が,復路で上記のアビガン錠と共に在日カザフスタン人25名が,それぞれ帰国を果たしたことにつき,両国の協力の好例である旨述べました。両大臣は,新型コロナに関する各国の情報・教訓・知見の共有は極めて重要であり,感染拡大防止のために引き続き協力していくことで一致しました。

3 また,両大臣は,新型コロナウイルス感染症収束後,これまで以上に往来を促進し,あらゆる分野で両国関係を一層発展させるとともに,「中央アジア+日本」対話を通じた地域協力を推進するため緊密に連携することで一致しました。