令和2年5月13日

 5月13日,午後4時頃から約40分間,茂木敏充外務大臣は,ドーン・ポラマットウィナイ・タイ王国外務大臣(H.E. Mr. Don Pramudwinai, Minister of Foreign Affairs of the Kingdom of Thailand)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,両大臣は,新型コロナウイルス感染症に対応していくためには国際連携が引き続き重要であることを確認しました。また,両大臣は,国際的・地域的なサプライチェーンをしっかり確保し,必要な物資が滞らないようにすることの重要性を確認しました。加えて,茂木大臣から,新型コロナウイルス感染症に関する日本からタイへの協力(タイ国内での日本企業のマスク増産,アビガン錠の提供,技術支援・医療物資供与等)について説明し,ドーン大臣からは謝意が表明されました。

2 また,茂木大臣は,TPP11協定について,「年内のタイの加入交渉開始に向けて必要な支援をしていく考えは今も変わらない。TPP11をめぐるタイの政治情勢を注視しており,TPP11への正式な加入申請を行うならば,日本としては全力で応援したい。」と述べました。これに対し,ドーン大臣からは,現在,タイ政府内で検討中であり,引き続き日本政府と連携していきたいとの発言がありました。