妊婦の方に対する布製マスクの配布事業につきましては、今月14日から配布事務を行う市町村へ約50万枚分の発送を開始したところですが、一部の市町村から、受領したマスクの一部に、汚れの付着等の不良品の事例が報告されています。(17日21時現在で80市町村、1,901件)。
 
 本件については、市町村からの報告を受け、既に4月16日付け及び17日付け厚生労働省子ども家庭局母子保健課事務連絡において、市町村に対して、これらのマスクの送付についてお詫びするとともに、これらのマスクを発見した場合には妊婦への配布を控えていただくこと等をお願いし、交換させていただく旨ご連絡いたしました。

 既にメーカーに対しては、生産体制の見直し及び検品体制の確認・強化を求めておりますが、更に、本日付け事務連絡において、当面、市町村が妊婦に配布する際に目視等による確認の徹底をお願いすることとしています。
 
 一住所当たり2枚配布する布製マスクについては、こうした事案が発生しないよう、メーカーから納品された商品について目視をした上での配布を行っており、同様の事例が生じる可能性は減じている状況です。
 
 なお、既に1930万枚配布を終えた介護施設等向けや、小中学校向けの配布では、同様の事例の報告は殆どありませんが、メーカーに対しては、検品体制の更なる強化を求めてまいります。