令和2年4月13日

 4月13日午後2時30分頃から約20分間,茂木敏充外務大臣は,イニア・バティコト・セルイラトゥ・フィジー共和国防衛・国家安全保障・外務大臣(Hon. Inia Batikoto Seruiratu, Minister for Defence, National Security and Foreign Affairs of the Republic of Fiji)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 茂木大臣から,「4月8日のサイクロン『ハロルド』により被害が発生したことに心からお見舞い申し上げる。また4月3日には,フィジー航空の臨時便の運航と邦人の搭乗を実現いただき,感謝申し上げる。一方,フィジーに滞在する語学学校生を始めとする邦人が引き続き帰国を希望しており,これら邦人の円滑な帰国の実現に向けて早期のチャーター便の運航のため引き続き支援をお願いしたく,また,同チャーター機には,ソロモン,バヌアツから帰国を希望する邦人も搭乗を検討しており,円滑な乗り継ぎをお願いしたい」と述べました。

2 これに対しセルイラトゥ大臣から,チャーター便は今月末にも運航予定と聞いている,ソロモン等から来る邦人の乗り継ぎについても問題なく,できる限り協力したい,と述べました。

3 また,両大臣は,新型コロナウィルスの感染症対策に関して意見交換を行い,茂木大臣から,フィジーを含む太平洋島嶼国に対して,UNICEF,国際赤十字を通じて技術支援・医療物資供与等を行うための約340万米ドルの拠出を行う等日本の支援について述べたところ,セルイラトゥ大臣より謝意が表明されました。両大臣は,新型コロナウィルス対策について今後も両国が緊密に連携していくことを確認しました。