令和2年4月13日
農林水産省

農林水産省は、将来的なタンパク質の供給の多様化について議論する場として「フードテック研究会」を開催いたします。第1回は、4月17日(金曜日)16時から設置いたします。
会議はウェブ会議システムを活用する予定で、非公開です。

1.趣旨

世界的な人口増加や中所得国・低所得国の経済成長を背景に、将来的に食肉等の畜産物の需要が増加すると見込まれています。また、超高齢社会においては、健康寿命延伸のため、フレイル予防等、高齢者の身体機能の低下を抑制する観点から食生活の中で十分なタンパク質を摂取することが重要と考えられています。
このように今後世界的にタンパク質の需要が増加していくと見込まれる中で、「おいしさ」といった消費者ニーズ・食の豊かさを確保しつつ、その安定的供給を確保するためには、国内の畜産業等の生産基盤を強化することはもちろんのこと、食に関する最先端技術(フードテック)を活用したタンパク質の供給源の多様化を図るなどの方策により、食料安全保障上のリスク低減を模索することが重要です。他方で、こうしたフードテックの分野は我が国では産業の黎明期にあり、産業育成上の課題も多い状況となっています。
このため、フードテックに関わる新たな産業について、協調領域における課題やその対応を議論するため、食品企業、ベンチャー企業、関係省庁、研究機関等の関係者で構成する「フードテック研究会」を開催します。
なお、本研究会は、今後、4回程度開催し、年央を目処に中間取りまとめを行う予定です。

2.開催日時及び方法

日時:第1回 令和2年4月17日(金曜日)16時00分~18時00分
         第2回 令和2年4月24日(金曜日)16時00分~18時00分
         第3回、第4回については令和2年5月に開催予定
方法:いずれの回もウェブ会議システムを活用予定

3.第1回の議事次第(予定)

(1)開会
(2)挨拶
(3)取組・課題の共有
   (ア)研究会の目的、問題意識(農林水産省)
   (イ)タンパク質供給に関する新たなビジネスの情勢
   (ウ)タンパク質供給に関する動向(倫理的・法的・社会的課題の検討状況)
(4)質疑応答、意見交換
(5)閉会
第2回以降の議事については第1回の議論を踏まえて今後調整する予定です。

4.報道関係者の皆様へ

「フードテック研究会」は、営業秘密の保秘と自由な議論を確保する観点から非公開としております。

お問合せ先

大臣官房政策課

担当者:大曲、葛井、粟野
代表:03-3502-8111
ダイヤルイン:03-3502-6565(内線3088)
FAX番号:03-3508-4080