2020年4月10日

経済産業省では、「J-Innovation HUB 地域オープンイノベーション拠点選抜制度」の第1回選考について、厳正なる審査の結果、9拠点を選抜しました。
今後、これら選抜拠点と対話しながらオーダーメイドの支援を展開することで、それぞれの拠点によるイノベーションの創出に向けて、共に挑戦していきます。

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1.「J-Innovation HUB 地域オープンイノベーション拠点選抜制度」の概要

大学等を中心とした地域オープンイノベーション拠点の中で、企業ネットワークのハブとして活躍しているものを経済産業省が評価・選抜することにより、信用力を高めるとともに支援を集中させ、トップ層の引き上げや拠点間の協力と競争を促す制度です。
「国際展開型」と「地域貢献型」の2類型について、選抜を行いました。

《国際展開型》 海外・国内グローバル企業との産学官連携活動を積極的に行い、今後の更なる海外展開を目指している拠点
《地域貢献型》 地域の課題解決や地域経済の振興等を目指し、地域の企業や地方公共団体との産学官連携活動を積極的に行っている拠点

2.選考プロセスについて

令和2年2月3日~3月6日までの公募期間中、17件の申請がありました。

申請に基づき以下の観点から審査を行い、外部有識者による審査委員会において合議の上、決定しました。 

主な審査の観点

  • 拠点のビジョンと目的、戦略・計画
  • 拠点の基盤(研究者や支援スタッフの体制、財政基盤、施設・設備、契約・セキュリティ体制、人材育成の取組)
  • 拠点におけるイノベーション創出のためのプロセス
  • 拠点のイノベーション創出のアウトプット、アウトカム
  • 技術の革新性、イノベーション創出への期待
  • 産学官連携を推進する政策上の意義 

3.第1回選抜拠点

《国際展開型》

東北大学 国際集積エレクトロニクス研究開発センター
山形大学 有機エレクトロニクスイノベーションセンター
金沢工業大学 革新複合材料研究開発センター
京都大学 バイオナノマテリアル共同研究拠点
大阪大学 フレキシブル3D実装協働研究所
大阪大学 大阪大学核物理研究センター

《地域貢献型》

福井大学 産学官連携本部
京都先端科学大学 京都先端科学大学
徳島大学 バイオイノベーション研究所

4.今後の展開

今後、経済産業省がひとつひとつの拠点と対話しながら、予算や規制緩和、その他の支援をオーダーメイドで行っていきます。
選抜された拠点に応じて支援内容は変わりますが、例えば、現在のところ以下のメニューを準備しています。

  1. 国内外への広報、拠点間の連携支援
    (ロゴマークの使用許可、選抜拠点間ネットワーク会議、海外展開支援 等)

  2. 経済産業省予算事業との連携強化
    (ア)地域企業イノベーション支援事業
    (イ)戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)

ロゴマーク

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担当

産業技術環境局大学連携推進室長 川上
担当者:稲畑、沖村、髙山

電話:03-3501-1511(内線3371)
03-3501-0075(直通)
03-3501-5953(FAX)