厚生労働省においては、新型コロナウイルス感染症のクラスター対策に資する情報をご提供いただける民間事業者等と情報提供に関する協定を締結し、新型コロナウイルス感染症のクラスター対策の強化を図るため、3月27日に広く民間事業所等に呼びかけを行い(参考1)、ご趣旨に賛同いただいたLINE株式会社と「新型コロナウイルス感染症のクラスター対策に資する情報提供に関する協定」を締結したところです(参考2)。
 
(参考1)新型コロナウイルス感染症のクラスター対策に資する情報提供に関する協定締結の呼びかけについて(令和2年3月27日報道発表資料)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10506.html
 
(参考2)厚生労働省とLINEは「新型コロナウイルス感染症のクラスター対策に資する情報提       
供に関する協定」を締結しました(令和2年3月31日報道発表資料)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10575.html
 
 この協定に基づく情報提供に用いるため、LINE株式会社がLINE公式アカウントにおいて、サービス登録者に対する健康状態に関する第2回「新型コロナ対策のための全国調査」を4月5日~6日に実施する予定です。日本全国のLINEのユーザーの皆様を対象に実施いたします。
 本全国調査はLINE株式会社が実施するものですが、上記協定に基づく情報提供に用いるため実施するものですので、ご回答に協力いただきますようお願いいたします。
 
また、先だって3月31日~4月1日で実施した1回目の全国調査の分析結果より、以下のようなことが分かりました。
 
新型コロナ感染予防のためにしていることでは、「手洗い・うがいやアルコールによる手や指の消毒をしている」と回答された方が85.6%と、多くの方が基本的な予防策に取り組んでいます。しかし、密集、密着、密閉の「三つの密」を避けることに関しては、まだ十分とは言えません。特に、他の人との近い距離での会話を避けているのは、回答者の32.8%に留まっています。さらに、「仕事はテレワークにしている」と回答された方がわずか5.6%と、柔軟な働き方の取り入れはまだ改善の余地があります。
  
※結果をご覧いただく際の注意事項
調査結果は予防に対する意識や症状の有無の違いにより回答者の属性に偏りが生じていることがあります。例えば予防意識が高い人ほど回答している可能性や熱がある人ほど予防行動を意識しているが回答に至っていないといった可能性です。また、男性より女性が多く回答している結果となっており、結果をご覧になる際はこのような回答者の偏りを考慮する必要があります。
 

なお、現時点で報告はありませんが、このような全国調査を装い、クレジットカード番号等を訪ねる等の詐欺が疑われる事案する可能性があります偽アカウントと思われる全国調査については回答しないよう、お願いいたします。
 
(参考3)LINE株式会社公式アカウントの見分け方(LINE株式会社WEBサイト)
      (URL)https://guide.line.me/ja/coronavirus-survey.html
 
なお、今後、厚生労働省が3月27日に行った呼びかけの趣旨にご賛同いただける新たな事業者と協定を締結した場合にも同様の取組を行う可能性がありますが、その場合にも事前に周知を行いますので、皆様のご理解と御協力をお願いいたします。