令和2年4月4日
農林水産省

沖縄県は、うるま市及び沖縄市の養豚農場で発生したCSF(国内52~58例目)に関し、4月3日(金曜日)24時(4月4日(土曜日)0時)をもって、発生農場の半径3kmから10kmまでの区域で設定している搬出制限区域を解除しました。
なお、本件は沖縄県においてもプレスリリースを行っております。

1.経緯及び今後の予定

  • (1)令和2年1月8日(水曜日)、沖縄県は、沖縄県うるま市の養豚農場において国内52例目となるCSFが発生したことを受け、家畜伝染病予防法に基づき、移動制限区域(発生農場の半径3km以内の区域)及び搬出制限区域(発生農場の半径3kmから10kmまでの区域)を設定しました。同様に、沖縄県うるま市及び沖縄市の養豚農場における国内53~58例目となるCSFの発生に当たって、それぞれ移動制限区域及び搬出制限区域を設定しました。
  • (2)3月15日(日曜日)までに、上記の農場で飼養されている豚の殺処分並びにその死体の埋却、汚染物品の処理及び畜舎の消毒を完了し、当該農場における防疫措置を完了しました。
  • (3)今般、58例目の発生農場における防疫措置完了から17日が経過すること、52~58例目の移動制限区域内の農場で清浄性確認検査を実施し、陰性が確認されたことから、沖縄県は、CSFに関する特定家畜伝染病防疫指針に基づき4月3日(金曜日)24時(4月4日(土曜日)0時)をもって、搬出制限区域を解除しました。なお、現在設置されている消毒ポイントについては、3ヶ所が継続されております。
  • (4)沖縄県においては、豚・いのししを飼養する農場における衛生管理を徹底し、CSFウイルスの侵入防止に取り組んでいます。また、県内全域での野生いのししの捕獲や検査を行い、本病の拡散防止に努めていくこととしています。

2.その他

  • (1)CSFは、豚・いのししの病気であり、人に感染することはありません。
  • (2)現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれがあること、農家の方のプライバシーを侵害しかねないことから、厳に慎むよう御協力をお願いいたします。特に、ヘリコプターやドローンを使用しての取材は、厳に慎むよう御協力をお願いいたします。
  • (3)今後とも、迅速で正確な情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者は根拠のない噂などにより混乱することがないよう、御協力をお願いいたします。

3.参考

令和2年1月8日付けプレスリリース「沖縄県におけるCSFの患畜の確認(国内52例目)について」
https://www.maff.goa.jp/j/press/syouan/douei/200108.html

令和2年1月8日付けプレスリリース「沖縄県におけるCSFの疑似患畜の確認(国内53例目)について」
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/200108_8.html

令和2年1月10日付けプレスリリース「沖縄県におけるCSFの疑似患畜の確認(国内54例目)について」
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/200110_2.html

令和2年1月11日付けプレスリリース「沖縄県におけるCSFの疑似患畜の確認(国内53例目の関連農場)について」
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/200111_2.html

令和2年1月15日付けプレスリリース「沖縄県におけるCSFの疑似患畜の確認(国内55例目)について」
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/200115.html

令和2年2月2日付けプレスリリース「沖縄県におけるCSFの疑似患畜の確認(国内56例目)について」
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/200202.html

令和2年2月25日付けプレスリリース「沖縄県におけるCSFの疑似患畜の確認(国内57例目)について」
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/200225_6.html

令和2年3月12日付けプレスリリース「沖縄県におけるCSFの疑似患畜の確認(国内58例目)について」
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/200312.html

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