令和2年4月3日

 4月3日午後5時00分頃から約20分間,茂木敏充外務大臣は,ヤツェク・チャプトヴィチ・ポーランド共和国外務大臣(H.E. Dr. Jacek CZAPUTOWICZ, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Poland)と外相電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 茂木大臣から,「ポーランド航空によるワルシャワー東京間の臨時チャーター機の運航と邦人の搭乗を実現いただき,感謝申し上げる。このおかげで,昨日,ポーランド在住の邦人約150名が日本に帰国することができた。本件は,昨年国交樹立100周年を迎えた日・ポーランド間の深い友好関係があってこそ実現した協力であり,高く評価している」と述べました。

2 これに対しチャプトヴィチ大臣は茂木大臣の発言に同意するとともに,新型コロナウィルスとの戦いにおいて日本との協力を最重視していると述べました。

3 また,両大臣は,新型コロナウィルスの感染症対策に関して意見交換を行い,現地の大使館も含めて緊密に連携していくことを確認しました。

4 特に,両外相は,(1)教訓・知見の国際社会での共有,(2)水際対策における関係国間での連携,(3)治療薬やワクチンの開発における官民の取組強化,国際協力,(4)最後にまさに今回日本とポーランドの間で実現した,各国に在留している国民の安全確保,人・モノの移動について,必要最低限の輸送手段の確保に向けた協議の4点について認識を共有しました。

5 さらに,両大臣は,本年1月のモラヴィエツキ首相訪日の成果をフォローアップしていくことを確認し,現在は各種の交流イベントにも中止等の影響が出ているが,交流を再開できる状況になった際には戦略的パートナーシップに基づき,伝統的に良好な二国間関係をさらに発展させていくことで一致しました。