日時 令和2年4月3日(金曜日)8時59分~9時5分 於: 本省7階講堂
主な質疑事項
  • (大臣から)買い物をする時の国民の皆様へのお願いについて
  • 「新型コロナウイルス感染症の農林水産業への影響に関するヒアリング」についての所感と緊急経済対策への反映について
  • 新型コロナウイルス感染症に関する農林水産省の事業継続対策について

 

大臣

  皆様おはようございます。私から1点申し上げます。
  これまではですね、会見室、2メートルの距離を取ることができませんでしたので、皆様方には御不自由をお掛けすることにはなりますけども、御理解いただきたいと思います。
  それから、国民の皆様方にお願いがございます。
  買い物をされる時はですね、コロナウイルスに感染しないことが、もちろん、重要でありますが、他の方への心遣いも是非よろしくお願いしたいと思います。大事なポイントは次の4点だということでございます。まず、混雑を避けて、買い物をしていただきたいと思います。その際も人との距離を空けて、密集を避けていただくようにお願いいたします。これによって感染の危険性が下がるということでございます。そして、買い物の前後には手洗い、消毒をしていただくようにお願いいたします。買い物の際には咳エチケットを守っていただきたいと思います。そして、従業員の方々もですね、大変頑張っておられますので、買い急ぎをせずにですね、必要な時に必要な分だけお買い物をしていただきますようにお願いしたいと思います。たびたび申し上げておりますが、食料品は十分な供給量を確保しております。生産現場が止まるようなこともありませんし、海外に依存している輸入食材についてもですね、小麦や大豆、そういったものの輸入が滞っているというような事象は全く現時点でありませんので、落ち着いた購買行動をとっていただきますように重ねてよろしくお願いしたいと思います。
  私からは以上です。

記者

  新型コロナの件でお尋ねしたいんですけど、先日農林水産業への影響に関するヒアリングがあったと思うんですが、大臣参加されていましたけども、実際に現場の方々の話を聞かれての大臣の御所感というか受け止めをお聞かせいただきたいのと、ヒアリングの結果を現在政府・与党で策定作業が進んでいる緊急経済対策にですね、どのように反映させていきたいのかという、そのへんのお考えも併せてお聞かせいただければと思います。以上です。

大臣

  大変有意義なヒアリングだったと思います。スカイプですので、多少画像が止まることはありましたけども、音声についてはほぼ完璧にコミュニケーションを取ることができました。そして、当初予定した時間よりもかなり長い時間お話ができましたし、まず御意見を伺った上で、私からも意見を申し上げ、意見交換もすることができました。私もそれなりにですね、この霞が関にいて、現場の大変な状況というものは承知をしているつもりではあったんですけども、やはり、漁業、畜産業、それから林業、あらゆる業態、それから近郊の都市農業の方々も含めて9名の方から直接御意見を伺い、大変な状況であるということを、改めて痛切に感じました。極めて追い詰められた状態であると。しかし追い詰められた状況の中にあってもですね、春の作付けに向かって、そして国民の皆様に向かってですね、しっかりとした食料供給をしていこうと、頑張るんですという、そういう熱い思いも聞かせていただけたことは、大変ありがたく、感謝をいたしたところでございます。そして、これらのヒアリングの結果をどうするのかというご質問でございますが、これは当然ですね、我々は永田町だけで、霞が関だけで議論して物事を決めるということではありません。特に農林水産行政は、現場の方々とコミュニケーションをしながら、そして現場の御意見を取り入れながらくみ上げていくことが基本でありますので、今回の補正予算につきましても、31日に賜ったご意見を十分受け止め、それを咀嚼した上で、政策にも、経済対策の内容にも、当然のことながら活かしていきたいという風に考えております。

記者

  会見の場所についてなんですけども、会見室からこちらに移動した理由についてお伺いしたいというところと、もう一点、新型コロナウイルスの対策でですね、農林水産省の事業継続の観点から取られている対策があれば教えて下さい。2点お願いします。

大臣

  まずはですね、記者の皆様方の健康をまずしっかりと確保しなければならない。そして、もう既に省議メンバーの会議はですね、大臣室の横の会議室ではなくて、この部屋で先々週、ここ二週間ほど前から、この広いスペースで行うようにいたしております。そして、玄関には御存知のようにサーモグラフィーを付けておりますし、大臣室に入室する方に対してはですね、必ず体温測定をしていただいておりますし、マスク着用も義務付けさせていただいております。消毒もしていただいております。やはり、国民の皆様方に先ほどお買い物の注意事項等をお願いしましたけれども、そういうお願いをする以上はですね、我々がまずできることをしっかりやることがとても大切だと思っています。その一環でこのような対応を取らせていただきました。
  そして、職員につきましてもですね、例えば大臣室にもたくさんのスタッフが私のために日々働いていただいておりますが、これもローテーションを組むことにいたしました。全員の出勤を求めない。全員一斉に濃厚接触になることを避けたいと思います。そして、本省の職員についてもですね、今、テレワークを積極的に進めておりますが、テレワークという枠にとらわれずにですね、積極的に休むという形でも、本省に何が何でも出勤しなければならないという体制は、今後しばらくの間はやめさせていただこうと思っています。もちろん国民の皆様方に対して奉仕する、我々は公僕でありますから、農林水産省の業務に支障を来すようなことは厳に避けなければなりませんが、しかしその一方で、ここで無理をさせて、職員の諸君に、そしてここで、感染拡大するということになりますと、農林水産省はなにぶん職員の数も多くございますので、この方々がそれぞれ公共交通機関を使って通勤もする、そして職場にもたくさんの同僚がいる、そういう中においてですね、この農林水産省の中で、罹患する者を出さないということを目標に頑張ろうということで、今、対応を徹底させていただいているところです。

報道官

  他にございませんでしょうか。では、以上で終了させていただきます。どうもありがとうございました。

以上