令和2年3月31日
農林水産省


農林水産省は、本日、「酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針」、「家畜改良増殖目標」、「鶏の改良増殖目標」及び「家畜排せつ物の利用の促進を図るための基本方針」について策定しました。官報掲載については、令和2年4月を予定しています。

1.各基本方針等の主旨

「酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針」

「酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針」は、「酪農及び肉用牛生産の振興に関する法律(昭和29年法律第182号)」第2条の2に基づき、酪農・肉用牛生産の健全な発展と牛乳・乳製品、牛肉の安定供給に向けた取組や施策の方向を示すものです。

「家畜改良増殖目標」及び「鶏の改良増殖目標」

「家畜改良増殖目標」は、「家畜改良増殖法(昭和25年法律第209号)」第3条の2第2項に基づき、家畜の改良増殖を計画的に行うことを通じ畜産の振興を図ることを目的として、家畜(牛、豚、馬、めん羊、山羊)の能力、体型、頭数等の目標を示すものです。
これに準じて、鶏の改良増殖に携わる関係者の指針として、「鶏の改良増殖目標」を定めています。

「家畜排せつ物の利用の促進を図るための基本方針」

「家畜排せつ物の利用の促進を図るための基本方針」は、「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律(平成11年法律第112号)」第7条に基づき、家畜排せつ物の利用の促進のため、その意義や取組の方向を示すものです。

2.各基本方針等のポイント

「酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針」

「海外市場も含め拡大が見込まれる需要に応えるための生産基盤強化」を進めるとともに、「次世代に継承できる持続的な生産基盤の創造」を行うことで、国内の高い畜産物需要に対応した国産畜産物の供給の実現、戦略的な輸出による積極的な海外市場の獲得、産業としての持続的な発展を目指します。

「家畜改良増殖目標」及び「鶏の改良増殖目標」

畜産農家の高齢化や後継者不足の進展等により、省力的な飼養管理の下でも高い生産性を発揮できる家畜づくりや国内の畜産物の消費が堅調な中、日米貿易協定による低関税枠の拡大や、対中輸出の再開に向けた動きなどを踏まえ、国内外の消費者ニーズに応えつつ、生産基盤の強化を図ります。

「家畜排せつ物の利用の促進を図るための基本方針」

耕種農家のニーズにあった堆肥生産を通じた堆肥の利用拡大、堆肥利用が困難な場合等におけるエネルギー利用の推進、畜産環境問題への適切な対応により、家畜排せつ物の利用の促進を図ります。

上記の基本方針等の本文及び詳細については、以下のURLで御覧になれます。
https://www.maff.go.jp/j/chikusan/kikaku/lin/rakuniku_kihon_houshin.html

<添付資料>
酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針(PDF : 843KB)
家畜改良増殖目標(PDF : 624KB)
鶏の改良増殖目標(PDF : 388KB)
家畜排せつ物の利用の促進を図るための基本方針(PDF : 275KB)

お問合せ先

生産局畜産企画課(酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針関係)
 担当者:飯野、柳田
代表:03-3502-8111(内線4893)
ダイヤルイン:03-3501ー1083
FAX番号:03-3501ー1386

生産局畜産振興課(家畜及び鶏の改良増殖目標関係)
 担当者:犬塚、中山
代表:03-3502-8111(内線4922)
ダイヤルイン:03-6744ー2524
FAX番号:03-3593ー7233

生産局畜産振興課(家畜排せつ物の利用の促進を図るための基本方針関係)
 担当者:川島
代表:03-3502-8111(内線4853)
ダイヤルイン:03-6744ー7189
FAX番号:03-3593ー7233

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