日時 令和2年3月31日(火曜日)8時51分~8時54分 於: 衆議院分館第17委員室前
主な質疑事項
  • (大臣から)「食料・農業・農村基本計画」の閣議決定について
  • (大臣から)マカオ向けの日本産家きん肉の輸出解禁について
  • (大臣から)農林水産物・食品の輸出の促進に関する法律の施行について
  • 「食料・農業・農村基本計画」について

 

大臣

  3点ございます。
  本日の閣議におきまして、新たな「食料・農業・農村基本計画」が閣議決定されました。新たな基本計画では、地域をいかに維持し、次の世代に継承していくのか、という視点が重要でありまして、そのためには、農業基盤の底上げ、更なる輸出の拡大など国内農業の生産基盤の強化、これが不可欠であります。今回の基本計画を通じて、農業者はもとより国民の皆様方に、農業・農村の現状、それから課題、こういったものを御理解をいただきまして、国民全体で農業、農村を次の世代につないでいきたいというふうに考えております。
  2点目は、「マカオ向けの日本産家きん肉の輸出解禁について」であります。マカオ当局との協議の結果、4月1日より、日本産家きん肉の輸出が解禁されることとなりました。今後、マカオ向け日本産家きん肉の輸出が増えていくことを期待しております。詳細は、プレスリリースいたします。
  3点目は、明日、4月1日に、農林水産物・食品の輸出の促進に関する法律が施行されますが、明日の施行日にあわせまして、本部員が参集し、農林水産物・食品輸出本部の会合を開催する予定でした。関係閣僚も集まってですね。しかし、昨今の情勢に鑑み、持ち回りで行います。そして法律に基づく基本方針及び実行計画を決定することといたしますので、いわゆるセレモニー的なことは行わないということであります。
  以上です。

記者

  食料・農業・農村基本計画が閣議決定されたんですけれども、このポイントや力を入れた点、お願いいたします。

大臣

  なかなか長文でありますので、難しい御質問ではありますが、まずは、経営規模の大小、それから中山間地域といった条件にかかわらずですね、農業経営の底上げをする。生産基盤の強化をするということがまず1点。それから、新たな輸出目標を掲げると、私が本部長ということであります。それから3点目がですね、関係省庁と連携した、農林水産省だけではなくて、農村施策を推進していくということであります。それから4点目は、農林漁業体験機会の増大、食育、地産地消、食と農をつなげる国民運動の展開、国民の理解の醸成に努めるということであります。5番目に畜産農家の増頭、増産の努力を正しく評価するために飼料が国産か輸入か、そういったことにはかかわらずですね、国内生産の状況を評価する指標として食料国産率の目標というものを新たに設定したということが主なポイントでございます。

報道官

  では、これで終了させていただきます。どうもありがとうございました。

以上