2020年3月31日

経済産業省は、3月30日(月曜日)に第2回「環境イノベーションに向けたファイナンスのあり方研究会」(座長:伊藤 邦雄 一橋大学大学院経営管理研究科 特任教授)を書面開催し、我が国の考え方を国際的に発信するため、「クライメート・トランジション・ファイナンスの考え方」を研究会としてとりまとめました。パリ協定の目標の実現に向けた着実な移行(トランジション)に向けて、ファイナンスの流れを促進していきます。

1.概要

世界全体で温室効果ガスの排出量を着実に削減していく観点からは、再生可能エネルギー等の既に脱炭素化・低炭素化の水準にある活動へのファイナンスを促進していくこととあわせて、温室効果ガス排出産業部門が脱炭素化・低炭素化を進めていく移行の取組(トランジション)へのファイナンスについても、同様に、気候変動対策に資するクライメート・ファイナンスの一つとして位置づけ、促進していくことが重要です。 

「環境イノベーションに向けたファイナンスのあり方研究会」においては、国際資本市場協会(ICMA)における議論など国際的にもトランジション・ファイナンスに関する議論が進んでいる中、研究会として、そのあり方について、我が国が発信すべき考え方をとりまとめましたので、以下のとおり公表します。 

2.関連資料

担当

産業技術環境局環境経済室長 梶川
担当者:斉藤、林
電話:03-3501-1511(内線3453)
03-3501-1770(直通)
03-3501-7697(FAX)