令和2年3月24日

第4回宇宙開発利用大賞外務大臣賞の表彰1

第4回宇宙開発利用大賞外務大臣賞の表彰(結果)2

1 3月24日,外務省において,「UNISEC-Globalによる国際的宇宙教育・啓発活動」に関し,中山展宏外務大臣政務官から,川島レイUNISEC-Global事務局長に対し,第4回宇宙開発利用大賞外務大臣賞の表彰を行いました。

2 UNISEC-Globalは,シンポジウムやコンテスト等による宇宙科学技術の新興国・地域への啓発,衛星開発技術のトレーニングなど幅広い教育・普及・啓蒙活動を国際的に行い,54の国・地域の大学における宇宙工学教育と大学衛星開発の発展に寄与してきました。また,2017年には,国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)において常任オブザーバーとして承認され,宇宙分野における日本の国際的地位向上にも貢献しています。このような活動を評価し,今回,外務大臣賞に選考されました。

3 外務大臣賞の表彰の後,中山政務官は,UNISEC-Globalの活動を通じて,若い世代の人材育成が促進され,日本を中心とした国際的な連携が進められていることは大きな成果であり,これまでのご尽力に敬意を表する旨述べました。これに対して,川島レイ事務局長は,コスタリカの学生がバナナ疾病予防のための創薬実験を国際宇宙ステーションで行う提案等を紹介しつつ,政府とは異なるアプローチで新興国・地域の宇宙開発を補完する活動を展開し,今後も若い世代の夢の実現に向けたサポートを継続していきたい旨述べられました。

[参考]宇宙開発利用大賞について
 本表彰制度は,宇宙開発利用の推進において大きな成果を収める,先導的な取組を行う等,宇宙開発利用の推進に多大な貢献をした優れた成功事例に関し,その功績をたたえることにより,我が国の宇宙開発利用の更なる進展や宇宙開発利用に対する国民の認識と理解の醸成に寄与することを目的としています。本年度が4回目となります。