令和2年3月16日
農林水産省


農林水産省は、農林水産業・食品産業における環境政策の方向性を取りまとめた、「農林水産省環境政策の基本方針」を策定しました。今後、農林水産業・食品産業の成長が環境も経済も向上させる、SDGs時代にふさわしい環境政策を推進していきます。

1.「農林水産省環境政策の基本方針」の概要   

農林水産業は環境と密接にかかわる産業です。近年の気候変動等は農業経営や食料の安定供給に大きな影響を及ぼしており、国際的にも極めて重要な課題です。また、持続可能な社会の実現に向けたSDGs(持続可能な開発目標)の取組が国際的に広がり、人々の意識と行動を大きく変えつつあります。
このため、農林水産省では、農林水産業・食品産業の成長が環境も経済も向上させる環境創造型産業への進化を理念に掲げ、SDGs時代にふさわしい「農林水産省環境政策の基本方針」(以下「環境基本方針」という。)を取りまとめました。
SDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な社会の実現に向けた17の国際目標。

2.環境基本方針のポイント

1.環境基本方針の理念
これからの農林水産業は、環境と経済の両方に貢献していく必要があります。そのため、農林水産省は、SDGs時代にふさわしい3つの理念を掲げ、農林水産業・食品産業の成長が環境も経済も向上させる、環境創造型産業への進化を目指します。
(1)農林水産業・食品産業における環境負荷低減への取組と同時に環境も経済も向上させる環境創造型産業への進化
(2)生産から廃棄・再生利用までのサプライチェーンを通じた取組と、これを支える農林水産・食品産業政策のグリーン化及び研究開発の強力な推進
(3)事業体としての農林水産省の環境負荷低減の取組と自己変革

2.環境基本方針における主な取組
(1)政策のグリーン化
・農林水産省が実施する各種事業の採択において、原則として、環境への取組を採択要件の一つや加点要素とすることにより、現場の取組を促進。
(2)サプライチェーンを通じた連携と消費者理解の必要性
・川上から川下までサプライチェーン全体での環境負荷低減の取組と、その努力が消費者に伝達・理解される仕組みの構築。
(3)農林水産省の自己変革
・職員の意識改革を徹底し、環境やSDGsを意識した政策立案と人材育成を実践。
・農林水産省の業務や庁舎に由来する温室効果ガス排出量を削減。

<添付資料>
「農林水産省環境政策の基本方針」(概要)(PDF : 210KB)
「農林水産省環境政策の基本方針」(本文)(PDF : 515KB)

お問合せ先

大臣官房政策課環境政策室

担当者:柴﨑、山田
代表:03-3502-8111(内線3292)
ダイヤルイン:03-3502-8056
FAX番号:03-3591-6640

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