特別機動警備隊(SeRT)
平成31年4月1日、新たに矯正局長直轄の『特別機動警備隊』(『Special Security Readiness Team』 略称『SeRT』(サート))が東京拘置所に常設されました。
SeRTは、刑務所や拘置所、少年院などの矯正施設において、暴動、逃走、災害等の緊急の対応が必要となる「非常事態」が発生した場合に、迅速かつ的確に対処するための部隊です。
主な任務として以下のような「非常事態」に対処します。
矯正施設で発生する
(1)暴動や逃走などの保安事故
(2)身柄奪取やテロなどの外部からの侵害
(3)大規模災害による建物の損壊・倒壊など
○災害時に施設の一部に避難所を開設した場合の避難所運営など
法務省矯正局特別機動警備隊の活動状況
<令和元年の活動状況>
平成31年4月1日に法務省矯正局特別機動警備隊が発足した後、台風19号の際の避難所開設、同台風によって被害を受けた長野県須坂市における災害復旧支援活動、暴力団幹部の出所に伴う施設警備などに従事したほか、各種イベントにおける広報活動も行いました(「こども霞が関見学デー」や「法の日フェスタin赤れんが」での広報活動についてはリンク先をご覧ください。)。
特に、須坂市における復旧支援活動については、令和元年10月18日から同月27日までの10日間にわたり、延べ148人の隊員が、須坂市日滝原産業団地のごみ仮置場において、災害ごみの分別作業に当たりました(詳細は「法務省だより あかれんが Vol.67 2020Jan」をご覧ください。)。
【須坂市における復旧支援活動の様子】
(被災者から持ち込まれた災害ごみ) (災害ごみを軽トラックで搬入)
(支援活動終了後の隊員)
<訓練状況>
隊員は、矯正施設において暴動、逃走、天災事変等の非常事態が発生した場合に備え、盾操法、エンジンカッター等の破壊工具使用訓練、災害救助訓練等を実施しています。
【訓練の様子】
(破壊工具使用訓練) (災害時用シャワーの組立訓練) (災害時用大型テントの設営訓練)
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(盾操法訓練) -
(盾操法訓練)