カメルーン及びナイジェリアに対する無償資金協力「チャド湖周辺の紛争，暴力過激主義及び気候変動の影響を受ける女性及び女児の強靱性強化計画（UN連携／UN Women実施）」に関する書簡の交換

1　3月3日（現地時間同日），ナイジェリア連邦共和国の首都アブジャにおいて，我が方菊田豊駐ナイジェリア特命全権大使と先方コンフォート・ランプティ国連女性機関（UN Women）ナイジェリア事務所代表（Ms. Comfort Lamptey, Country Representative for Nigeria, United Nations Entity for Gender Equality and the Empowerment of Women）との間で，供与額2億5,000万円の無償資金協力「チャド湖周辺の紛争，暴力過激主義及び気候変動の影響を受ける女性及び女児の強靱性強化計画（UN連携／UN Women実施）」に関する書簡の署名・交換が行われました。

2　チャド湖周辺地域では，気候変動やボコ・ハラムによるテロ等の複数の危機に瀕しており，とりわけ，紛争及び災害下の女性の保護及び強靱性強化が喫緊の課題となっています。

3　この協力は，紛争及び災害下の女性及び女児を対象に，持続可能な生計手段確保の為のインフラ整備及び職業訓練等を実施することにより，同国の社会安定化に寄与することを目的としたものです。

4　我が国は，2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議（TICAD7）において，難民・避難民の自立支援及び女性のエンパワーメントへの支持を表明（PDF）しており，この協力は同表明を具現化するものです。