コンゴ民主共和国に対する無償資金協力「国立職業訓練機構地方拠点拡充計画（UNOPS連携）」に関する書簡の交換

1　3月2日（現地時間同日），コンゴ民主共和国の首都キンシャサにおいて，我が方軽部洋駐コンゴ民主共和国特命全権大使と先方タティアナ・ワー国連プロジェクト・サービス機関コンゴ民主共和国マルチカントリー事務所代表（Ms. Tatiana WAH, Director and Representative, UNOPS Democratic Republic of Congo Multi Country Office）との間で，供与額6億9,700万円の無償資金協力「国立職業訓練機構地方拠点拡充計画（UNOPS連携）」に関する書簡の交換が行われました。

2　この協力は，コンゴ民主共和国の国立職業訓練機構（INPP）の地方拠点のうち，同国東部のゴマ市，ブカブ市及びブニア市の3拠点に職業訓練用機材等を供与し，さらにブニア市の拠点には訓練センターを建設するものです。

3　この協力によって，INPP教官が地方拠点で指導するための環境を整備することにより，地方部における職業訓練の質の向上と拡充を図り，もって産業人材育成を通じた同国の経済発展に貢献することが期待されます。

4　我が国は，2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議（TICAD7）において，産業人材の育成を支援する旨表明（PDF）しており，また安倍総理が表明した「アフリカの平和と安定に向けた新たなアプローチ（NAPSA）」では，若者の過激化防止のための取組を推進しています。この協力はこれらの表明を具体化するものです。