2020年2月28日(金曜日)
8時47分~8時51分
於:衆議院本会議場中庭側廊下

冒頭発言

新型コロナウイルス感染症に関するセーフティネット保証4号の発動

初めに、私から1点申し上げます。

新型コロナウイルス感染症の拡大により影響を受ける中小企業の資金繰り支援として、3月2日、来週の月曜日ですけれども、全ての都道府県をセーフティネット保証4号の対象地域に指定します。

これにより、売上高が前年同月と比べて20%以上減少する事業者は、通常と別枠で借入債務の100%の保証を受けることが可能となります。

また、緊急調査を進めているセーフティネット保証5号については、来週にも旅行業や旅館・ホテル業等の業種を決定・公表し、事業者からの相談の受付を始めます。

これらの支援策の情報については、全国の皆様に分かりやすく伝え、しっかりと利用していただくことが大切です。

本日、各支援策のパンフレットを経済産業省ホームページにて公表いたします。さらに、中小団体の経営指導員による個別相談等も進め、きめ細やかな情報提供を行います。

私からは以上です。

質疑応答

IAEAグロッシー事務局長の来日

Q:IAEAのグロッシー事務局長が福島第一原発を視察して、大臣とも会談を行いました。
事務局長が処理水の海洋放出に一定の理解を示しましたが、大臣の受け止めと、これを踏まえた処理水の処分方針と判断時期について見解を教えてください。

A:今、お話がありましたように、昨日IAEAのグロッシー事務局長とお会いをいたしました。事務局長からは、報告書の中で最終的に提言をされた2案、二つの案は、これまでの国際的な慣行と合致するものであり、私は安心しているとの御発言がありました。
ALPS処理水の取扱いについては、スケジュールありきではなくて、地元を始めとした関係者の御意見を伺った上で結論を出してまいりますけれども、IAEAの協力を得つつ、検討を進めてまいりたいと思いますし、IAEAの方からも協力の申し出があったということでもあります。

女川原発の再稼働

Q:女川原発の再稼働について伺います。
大臣は、昨日、宮城県の村井知事に電話で地元同意の要請をされたと聞いています。
原子力規制委員会が合格した次の日という、間髪を入れず、このタイミングについての理由と、地元の御返事をいつまでに頂きたいのかという御意向をお願いします。

A:今、御指摘のように、2月26日、一昨日、原子力規制委員会から設置変更許可を受けた女川原子力発電所2号機については、その判断を尊重して、地元の理解を得ながら、再稼働を進めていくという政府の方針であります。
昨日、2月27日木曜日に、宮城県の村井知事、女川町の須田町長、石巻市の亀山市長に私の方から電話を差し上げまして、この考え方をお伝えをしたところであります。
これは、原子力規制委員会から出たときには、大臣からそういうふうに直接の電話というのは、これまでもしているところでありますけれども、3月2日月曜日に、髙橋資源エネルギー庁長官と覚道資源エネルギー政策統括調整官を現地に派遣をして、私が電話でお話をしたようなこと、更に具体的にこの方針について説明をさせる予定でおります。

以上

最終更新日:2020年2月28日