本日(2月27日)、岐阜県、石川県、神奈川県、東京都、大阪府、北海道及び名古屋市より、今般の新型コロナウイルスに関連した感染症の患者23名が、以下の通り報告されましたので、ご報告いたします。
今回の公表で、横浜検疫所職員の患者1名(191例目)を含め、国内感染者は210名(患者191名、無症状病原体保有者19名)となります。

本件について、濃厚接触者の把握を含めた積極的疫学調査を確実に行ってまいります。
 

◆国民の皆様へのメッセージ
〇国民の皆様におかれては、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様にお一人お一人の咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
 

〇次の症状がある方は「帰国者・接触者相談センター」にご相談ください。
・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。
(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
※ 高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
センターでご相談の結果、新型コロナウイルス感染の疑いのある場合には、専門の「帰国者・接触者外来」をご紹介しています。マスクを着用し、公共交通機関の利用を避けて受診してください。

なお、 現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況であり、 インフルエンザ等の心配があるときには、通常と同様に、 かかりつけ医等に御相談ください。
【相談後、医療機関にかかるときのお願い】

〇帰国者・接触者相談センターから受診を勧められた医療機関を受診してください。複数の医療機関を受診することはお控えください。
〇医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、 手洗いや 咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる) の 徹底 をお願いします。
 

(その他)
今後とも、迅速で正確な情報提供に努めますので、国民の皆様への正確な情報提供に御協力をお願いします。なお、現場での取材は、患者の方のプライバシー保護といった観点からも、お控えください。

(参考)コロナウイルスとは
人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスです。人に感染症を引き起こすものはこれまで6種類が知られていますが、深刻な呼吸器疾患を引き起こすことがあるSARS-CoV(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)とMERS-CoV(中東呼吸器症候群コロナウイルス)以外は、感染しても通常の風邪などの重度でない症状にとどまります。詳細は、国立感染症研究所の情報ページをご参照ください。
○国立感染症研究所 人に感染するコロナウイルス
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html
 
概要:
岐阜県 :患者 2 例 168 例目: 50 代男性 、 169 例目: 5 0 代女性
石川県:患者1例( 170 例目: 50 代男性)
神奈川県:患者1例( 171 例目: 50 代男性)
東京都:患者1例( 172 例目: 60 代女性)
大阪府:患者1例( 173 例目: 40 代男性)
北海道:患者 15 例( 174 例目: 50 代男性、 175 例目: 50 代男性、 176 例目: 30 代男性、177 例目: 70 代男性、 178 例目: 60 代男性、 179 例目: 40 代男性、 180 例目: 40代男性、 181 例目: 10 歳未満男性、 182 例目: 30代男性、 183 例目: 10 歳未満男性、 184 例目: 80 代男性、185 例目: 30 代男性、 186 例目: 80 代男性、 187 例目: 60 代男性、 188 例目: 40 代女性)
名古屋市:患者2例( 189 例目: 60 代女性、 190 例目: 60 代男性)
 
以下、岐阜県、石川県、神奈川県、東京都、大阪府、北海道、名古屋市からの情報
※なお、自治体の公表資料の内容が当省の公表基準に合致しない場合には、当省の公表基準に合わせて公表することとしている。

岐阜県1岐阜県2

石川県

神奈川県

東京都

大阪府

北海道1北海道2

名古屋市