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令和元年度地方財政審議会(12月6日)議事要旨

日時

令和元年12月6日(金)10時00分~12時00分

場所

地方財政審議会室

出席者

(委員)堀場 勇夫(会長)宗田 友子 植木 利幸
野坂 雅一 星野 菜穗子

(説明者)自治財政局財務調査課 財政健全化専門官 脇本 篤
      自治財政局財政課    課長補佐 安藤 毅

議題

(1) 夕張市財政再生計画の変更の同意について
今回の議題は、夕張市財政再生計画の変更の同意について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第10条第4項の規定に基づき、審議するものである。
当計画の変更については、北海道夕張市より総務大臣あてに協議のあったものである。

(2) 令和元年度特別交付税の12月交付額の決定について
今回の議題は、令和元年度特別交付税の12月交付額の決定について、地方交付税法第23条の規定に基づき、審議するものである。

(3) 特別交付税に関する省令の一部を改正する省令案について
今回の議題は、特別交付税に関する省令の一部を改正する省令案について、地方交付税法第23条の規定に基づき、審議するものである。

(4) 地方交付税法第17条の4に基づく意見の処理(案)について
今回の議題は、特別交付税の額の算定方法に関する地方からの改正意見及びその処理結果について、説明を受けるものである。

(5) 地方財政に係る地方財政審議会意見について

資料

議題(1)関係

説明資料

議題(2)関係

説明資料

要旨

I 議題「(1)夕張市財政再生計画の変更の同意について」

標記の件について、説明を受け、審議の上、これを了承した。

(主な内容)

○ 今年度の夕張市のふるさと納税の状況はどうか。
→ 昨年度より伸びは小さいが、3億円程度になる見込みとのことである。

○ 石炭博物館の模擬坑道の状態はどうか。
→ 現在はまだ水に浸かった状態であり、今回の計画変更において排水に要する経費を計上している。排水が完了しないと損傷具合などの状態の把握ができない状況にある。

II 議題「(2)令和元年度特別交付税の12月交付額の決定について」、
議題「(3)特別交付税に関する省令の一部を改正する省令案について」、
議題「(4)地方交付税法第17条の4に基づく意見の処理(案)について」
標記の件について、説明を受け、審議の上、これを了承した。

(主な内容)

○ 災害関連の内、一部12月では交付できないものがあるのか。
→ 今年度の大規模災害は10月に発生しており、12月算定時点で把握できていない経費(災害救助費等)があることから、当該経費は3月分で算定する見込である。

○ 普通交付税で措置されない森林環境譲与税を財源とする経費について、特別交付税を措置することとした理由は何か。
→ 普通交付税では、基準財政需要額の算定にかかる測定単位を林業及び水産業の従業者数としている一方で、森林環境譲与税では私有人工林面積等を用いて金額を算定している。そのため、私有人工林面積等の譲与税算定に用いる指標があるにも関わらず、林業及び水産業の従業者がいない自治体は、普通交付税の基準財政需要額の算定において、捕そくされないため、補完的に特別交付税を措置する。

III 議題「(5)地方財政に係る地方財政審議会意見について」

地方財政審議会の意見提出に向けて討議を行った。

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