令和2年2月14日、安倍総理は、総理大臣官邸で第9回新型コロナウイルス感染症対策本部を開催しました。

 会議では、新型コロナウイルス感染症への対応について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「昨日、国内で初めて、新型コロナウイルス感染症の陽性患者の方がお亡くなりになりました。心より、御冥福をお祈りします。加えて、昨日から、新たな感染例も確認されております。
 政府においては、地方自治体等とも一層緊密に連携し、国民の皆様の不安を軽減できるよう、既に全ての都道府県で、536の相談センターを設置しており、国内の相談・医療体制を整備しております。
 咳や発熱等の症状があるなどして、御自身の症状に不安がある場合には、まずは、お住まいの近くの相談センターに御相談ください。そこで、感染が疑われると判断された場合には、診療体制の整った医療機関に確実につなぐ体制をしっかりと構築しております。
 さらに、相談センターにおいては、土日を含めて24時間体制で対応できるよう、自治体に協力を求めています。
 また、これまで以上に、医学的な知見を踏まえた対策の検討を進めていくため、本日、本対策本部の下に、第一線で活躍する感染症の専門家の方々を構成員とする専門家会議を設置し、対策を更に一層強化していきます。
 その上で、新型コロナウイルス感染症については、日常的な感染予防策の励行が極めて重要です。
 国民の皆様におかれましては、まずは、手洗いや咳エチケットなど、通常の季節性インフルエンザと同様の予防策を実施し、落ち着いて行動していただくようにお願い申し上げます。また、特に高齢の方や基礎疾患をお持ちの方については、人混みの多い所はできれば避けていただくなど、感染予防に御注意いただくよう、お願いします。
 政府としては、国民の皆様の不安をしっかりと受け止め、感染拡大の防止に向けて、各地の自治体と連携して、今後も検査体制を大幅に強化するとともに、治療・相談体制の拡充・強化に全力を挙げてまいります。各位にあっては、引き続き、取組に全力を尽くしてください。」

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