2020年2月12日

経済産業省及び新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催する「World Robot Summit 2020(WRS2020)」のアンバサダーにディーン・フジオカさんが就任します。また、昨年募集しました、WRS2020の「ものづくり」、「サービス」、「インフラ・災害対応」の3カテゴリーの競技参加チームについて、書類審査通過チームが決定しましたのでお知らせします。

1.World Robot Summitについて

  1. 経済産業省とNEDOは、人間とロボットが共生し協働する世界の実現を目指しています。これに向けて、①世界の高度なロボット技術を集結させ、競争を通じて技術開発を加速すると同時に、②ロボットが実際の課題を解決する姿を示し、人々のロボットへの理解を深め、ロボットの社会実装を促進することを目的に、競技会と展示会からなる「World Robot Summit(WRS)」を開催します。
    2018年10月には、東京ビッグサイトにおいてプレ大会となるWRS2018を開催し、約7.6万人の方にご来場いただくとともに、競技会には23の国・地域から126チームに参加いただきました。本年、開催するWRS2020は、本大会の位置づけになります。

  2. 競技会は、「ものづくり」、「サービス」、「インフラ・災害対応」、「ジュニア」の計4カテゴリーで実施します。この内、「インフラ・災害対応」カテゴリーの競技については、2020年8月20日から22日にかけて福島ロボットテストフィールド(南相馬市)において、残る3カテゴリーと展示会については、2020年10月8日から11日にかけて愛知県国際展示場Sky Expo(常滑市)において開催します。(添付1:WRS2020のご案内)

  3. 「ものづくり」、「サービス」、「インフラ・災害対応」の3カテゴリーについては、2019年7月から9月にかけて参加チームを募集したところ、119チームから応募があり、書類審査の結果91チームが通過したところです(添付2:書類審査通過チーム一覧)。今後、最終審査を実施し、本年5月頃に出場チームを決定します。
    また、「ジュニア」カテゴリーについては、現在、参加チームを募集中です(4月3日まで)。募集要領等詳細は、World Robot Summitホームページ外部リンクをご覧ください。

2.World Robot Summit 2020に関する広報等について

(1)アンバサダー

WRSでは、大会趣旨に賛同いただいたスポンサー企業の協力を得て、WRSに関する普及・啓発活動や、競技会に参加する一部チームへの渡航費等支援、賞金授与等を実施しています。スポンサー企業からの協賛金については、民間の資金管理団体(国際ロボット大会連盟有限責任事業組合)が管理を行うとともに、WRSに係る普及・啓発活動等を実施しています。(添付3:WRS2020スポンサー一覧)

今般、同組合により、福島県出身のディーン・フジオカさんがアンバサダーとして任命され、WRS2020を広く国民にPRいただくことになりました。

ディーン・フジオカさんの画像

ディーン・フジオカさん

福島県生まれ。高校を卒業後単身渡米。香港でスカウトされたことをきっかけに、モデルとして活動を始め、俳優としてもデビューを果たす。その後、台湾に拠点を移し、数多くの作品に出演。

日本では、2015年NHK『あさが来た』に出演後、数々の作品に出演し、2018年に日本アカデミー賞 優秀助演男優賞を受賞。昨年、テレビドラマ『シャーロック』では主演を務めつつ、主題歌、OPテーマの2曲を手掛けた。

また、俳優、ミュージシャンだけでなく報道番組にも携わるなど、現在もアジアを中心に、ボーダレスに活動中。

(2)WebサイトでのWRSの紹介

競技内容を紹介する動画や、2018年に開催したプレ大会の競技風景について、以下のYouTubeチャンネルで紹介しています。

『World Robot Summit(ワールドロボットサミット)』-YouTube外部リンク

また、岩手めんこいテレビの協力で、2018年に開催したプレ大会で優秀な成績を収めたチームやロボティクス関係者に対するインタビューを掲載した特設サイト「Roboticsな日々」を開設しています。以下のURLをご覧ください。

Teams|Roboticsな日々

3.その他

(1)ビジネスアイデアコンテスト

WRS2020では、ロボットの社会実装を促進するための新たな取組として、スポンサー企業が課題を設定し、その解決に向けたアイデアを競う「ビジネスアイデアコンテスト」を開催します。現時点では、以下の2つのスポンサー企業によるコンテストが決定しています。4月を目途に、募集等の詳細について、World Robot Summitホームページ外部リンクにおいてお知らせいたします。

  1. レゴジャパン株式会社:人材育成や教育支援を目的に、「未来の宇宙服」、「未来の宇宙ステーション」等から1テーマを選択し、小・中学生や専門学生がアイデアを競うコンテストを開催。

  2. 株式会社デンソー:未来の社会を探ることを目的に、人協働ロボットを題材に、その活用例を提示するピッチコンテストを開催。

(2)イベント等の企画

国民の皆様にWRSを身近に感じていただくとともに、現地に足を運んでいただけるよう、開催地である福島県及び南相馬市、愛知県と緊密に連携し、イベント等を企画中です。詳細については、World Robot Summitホームページ外部リンクにおいて、順次、お知らせいたします。

なお、今般、南相馬市においても、WRSに向けた関連イベント等について公表されています。以下のサイトをご覧下さい。

南相馬市ウェブサイト外部リンク
 

関連資料

担当

製造産業局ロボット政策室長 石井
担当者:福澤、森田

電話:03-3501-1511(内線 3819)
03-3501-1049(直通)
03-3580-6394(FAX)