日時 令和2年2月10日(月曜日)9時45分~9時51分 於: 本省会見室
主な質疑事項
  • (大臣から)2020年のフラワーバレンタインの取組について
  • 新型コロナウイルス感染症に対する農水省の対応、農業への影響について

 

大臣

  私からは1点の御報告がございます。
  「フラワーバレンタインについて」でございますけど、御覧いただいている花が飾ってございますが、今週金曜日の2月14日は、バレンタインデーであります。花き業界では、この日に合わせて大切な人へ花を贈る「フラワーバレンタイン」の取組を行っています。この取組は、本年で10年目となりますので、この日に花を贈る男性も増えてきておりますが、私もちゃんと、ずっとやっておりますけれども、私も妻に贈ろうと思っています。皆さん方もですね、是非お願いします。
  やはり海外等へ行くとですね、特にヨーロッパでは、町に花屋さんがあるのが当然で、テーブルにもですね、花を飾るという文化が定着しておりますが、日本は残念ながらですね、なかなか男性が花を買うということにも抵抗がありますし、家庭の中にこういう切り花があるということもあまり多くありませんので、この2月14日をひとつの、花きが皆様方の身近になるようなきっかけにしたいというふうに考えておりますのでよろしくお願いします。
  私からは以上です。

記者

  新型コロナウイルスについてお聞きします。週末も感染拡大が止まらず、中国本土では死者が900人以上に上るというふうに報道されています。国内でも多数の感染者が見つかっています。政府全体として感染拡大への対応を続けていると思いますが、農水省としての対応はどう考えているのでしょうか。また、関連して中国では日系のメーカーの工場の停止が続いたり、小売店の店の休業も続いています。国内では、中国からの観光客などの減少も起きています。農業への影響、この点についてどうお考えでしょうか。2点お願いいたします。

大臣

  御存知のように官邸で対策本部が開催されておりますけれども、私もその中に当然入っておりますが、現在はですね、退避された邦人の方々が健康で快適に滞在していただけるように、4つの施設、そこに11人の体制で、そういった方々のニーズを細かく把握しながら、食事の提供等に努めているところでございます。また、7日にはですね、中国からチャーター便で新たに198名の邦人の方々が帰国されました。この方々についてもですね、我々農水省ができることについては、しっかりやらせていただき、マンパワーを含めてですね、やらせていただこうと思っております。
  それから物流につきましてはですね、特に大きな影響は出ていないということではありますけれども、しかし研修生、農場で働いている中国人、中国人技能実習生ですね、こういう方々が一時帰国できていないという報告は受けております。その数はですね、今のところそんなに多くはなくてですね、生産現場で大きな混乱は見られておりませんが、しかし一定の影響はあると思いますので、これにも対応していかなければならないと思いますが、しかし国内でのまん延を防ぐということが一義的にはなされなければいけないことだと思いますので、そこを見ながらですね、しっかり本部の中でも議論をしていきたいというふうに思っております。

報道官

  他にございませんか。

記者

  2点あります。1点目が、今日閣議後に大臣が総理と面会されたとお伺いしたんですけれども、どのようなお話をされたんでしょうか。

大臣

  それはちょっといろいろ、このところ報告事項がいくつかありましたんで、私も5か月経ちましたんでですね、いよいよ4月には輸出対策本部を開きますし、しかし0.6という伸びであったということも、これありですね、その他諸々ですね、今回のことも手短に報告させていただいたという程度のことで、大して大きな話はございません。

記者

  もう1点が和牛の輸出についてなんですけれども、中国の国家主席が来日する際に和牛輸出をですね、目指されていらっしゃると思うんですけれども、この新型肺炎の影響でですね、これがどういうふうにこれからなるのか、その見通しをお伝えいただけますでしょうか。

大臣

  見通しにつきましてはですね、先ほども申し上げましたように、国内へのこのコロナの侵入、それからまん延を防ぐということが一義的にはまず、国民に対してやらなければいけない我々の義務ですから、私は当然農林水産業を所管していればですね、そういうインスペクターの方々が4つの施設をですね、2月中にはしっかり検査をしてくれるということで非常に一歩一歩進んでいるなと思っておりましたが、それが延びることについては、確かに仕方ないと思いますけれども、これ最初申し上げたことが解決されていく中でですね、中国政府の方から御提案いただける時期が早ければありがたいけれども、しかし輸出を伸ばしたいから、これだけは日本に来てくださいということを申し上げるつもりはございません。

記者

  この春の再開時期、和牛の対中国の目標というのはお変わりないですか。

大臣

  開ける立場は向こうですから、こっちが開けるということであれば、我々が目標設定できますけれども、先方様が開けることでありますので、なかなか具体的な目標設定は難しいですけれども、やはり何もなければですね、国家主席が来られるというのは一つの大きな、マイルストーンになると私は当然思っておりましたんでね、これも延びるような報道も一部ありますけれども、わかりませんし。できるだけ早くこれだけの市場ですから、アクセスしたいという気持ちは強く持っております。

報道官

  他よろしいでしょうか。では以上で終了します。ありがとうございました。

以上