令和2年2月6日、安倍総理は、総理大臣官邸で会見を行いました。

 総理は、有本嘉代子(かよこ)氏の逝去について、次のように述べました。

「有本恵子さんのお母様嘉代子さんが亡くなられたと伺いました。心から御冥福をお祈りしたいと思います。
 昨日御主人にお電話をいたしまして、お悔やみを申し上げたところであります。有本さん御夫妻とは、まだ私が父の秘書を務めている時からお話を伺い、長い間何とか恵子さんを取り戻そうと、共に戦ってまいりました。嘉代子さんの御健康が優れないというお話を伺っておりました。何とかお元気なうちに、恵子さんを取り戻すことができなかったことは、誠に痛恨の極みであります。
 御家族の皆さんも御高齢になる中、あらゆるチャンスを逃さずに果断に行動していかなければならないと、決意を新たにいたしております。改めて心から御冥福をお祈りしたいと思います。」

 また、拉致問題について次のように述べました。

「残念ながら、小泉総理、訪朝して後、5人の方々、そしてその後、そのお子さんたち、あるいは御主人が帰国された後、1人の生還も実現できていない。痛恨の極みであります。その中において、あらゆるチャンスを逃さないという決意で取り組んでいきたいと思いますし、私も条件を付けずに金正恩(キム・ジョンウン)委員長と向き合う決意でございます。
 皆様が御高齢になる中、とにかく皆様が自らの手でお子さんたちを抱き締める日が来るまで、私の使命は終わらないとの決意で取り組んでいきたいと思います。」

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