2020年2月5日

経済産業省は、COP21において立ち上げられたクリーン・エネルギー分野の研究開発投資を促進するイニシアティブであるミッション・イノベーションに協力しています。昨年度に引き続き、同イニシアティブの表彰制度である「ミッション・イノベーション チャンピオンプログラム」の公募が開始されました。クリーン・エネルギー分野の活性化に資する革新的なアイデアを世界にアピールする良い機会と思われますので奮って御応募ください。

1.表彰制度の概要

世界規模で進行する気候変動に対しては、CO2の排出削減のための新たなイノベーションが重要です。そこで、2015年のCOP21において、クリーン・エネルギー分野の研究開発についての官民投資を促進するためにミッション・イノベーション(MI)が立ち上げられました1。

我が国としては、2016年のG7伊勢志摩サミットにおいて、経済成長とCO2の排出削減の両立の鍵となるMIを支持していく方向で他国首脳との間で合意し、参加しています。具体的には、賛同国は、抜本的なCO2排出削減効果が見込まれる革新的な技術への開発投資を推進し、クリーン・エネルギー分野の革新的な研究開発の政府支出を5年間で倍増する予定です2。

MIでは、昨年度に引き続き、イノベーションの更なる加速を目的に、「ミッション・イノベーション チャンピオンプログラム」(MIC)という表彰制度が設けられています。本制度はクリーン・エネルギー分野に貢献した研究者や、クリーン・エネルギー分野の活性化に資する革新的なアイデアを持った方を表彰するものです。

2.応募方法等

  • 申請資格

例)クリーン・エネルギー分野のイノベーションに貢献する研究者
クリーン・エネルギー分野の活性化につながる革新的なアイデアを持った個人
※申請者の所属は公的研究機関や大学等に限定されていません。企業の方にも資格があります。

  • 審査基準

以下の4つの審査基準に基づいて審査(5段階評価)を行います。

  1. 申請内容の独創性
    クリーン・エネルギー分野の活性化に対して明確な計画が立案されているか、大胆かつ戦略的なアプローチが示されているかを評価します。

  2. 申請内容の実用性
    クリーン・エネルギー分野の活性化に対してどれ程効果的であるか、提案の定量性も含めて評価します。

  3. 申請内容の将来性
    クリーン・エネルギー分野の活性化に対して、どれだけ実行力のある貢献ができるかどうか、その資質について評価します。

  4. 申請内容の新規性
    クリーン・エネルギー分野の活性化に対して具体的な目標がされているか、それに対してこれまでにない成果が見込まれるかどうかについて評価します。

  • 申請方法

  1. 登録受付

以下のページの下部にありますRegisterをクリックして英語で登録してください。

3月18日(水曜日)5:00 PM GMTが締め切りとなっていますので御注意ください。 

2.申請書の提出

以下のページに記載の内容を参照の上、英語で申請書を御作成ください。

4月1日(水曜日)5時00分 PM GMTが締め切りとなっていますので御注意ください。

3.受賞者の決定

参加各国1名ずつ「ミッション・イノベーション チャンピオン」を決定します。受賞者は、2020年6月2~4日にチリにおいて行われる第5回MI閣僚会合に御参加いただき、クリーン・エネルギー分野に関わる各国閣僚やビジネスリーダー、研究者等と御交流いただけます。日本の受賞者(1名)の往復の旅費等は経済産業省が負担します。

3. 問い合わせ先

本表彰制度の詳細、及び御質問のある方は、下記のホームページ、メールアドレスを御参照ください。なお、お問い合わせは英語でお願いします。

メールアドレス:questions@michampions.netメールリンク

4.用語の解説

1.詳細は下記のホームページを御参照ください。

2. 太陽光、地熱、水素などのクリーン・エネルギー利活用技術開発に関し、長期的に抜本的なCO2排出削減効果が見込まれる革新的なものに焦点を当て、政府が支出する公的研究開発費を倍増する計画。我が国としては、2016年の研究開発費(450億円)を基準額として、2021年を目途に900億円を目指すものです。詳細は以下のページを御参照ください。

担当

産業技術環境局 研究開発課 エネルギー・環境イノベーション戦略室長 梅原
担当者:長山、平野

電話:03-3501-1511(内線3357~8)
03-3501-2067(直通)
03-3501-7924(FAX)