2020年2月4日(火曜日)
8時40分~8時43分
於:衆議院本会議場中庭側廊下

質疑応答

新型コロナウイルス

Q:新型肺炎の関係で、先週経産省でも対策本部を立ち上げましたが、現状日本経済に与え得る影響について、具体的にどのようにお考えでしょうか。

A:例えば、中国国内の多くの地域で旧正月の2月9日まで産業活動が停止となっております。これが長期化すれば、現地日本企業の工場での生産や日本との輸出入、更にはサプライチェーンにも影響が生ずると考えています。また、インバウンドの減少が国内の宿泊、飲食、小売業などの事業者に与える影響についても注視が必要だと思っております。
中国においては、JETRO、大使館と連携を取りながら、また国内においては進出企業の本社と連携を取りながら、今情報収集に努めているというところでありまして、どういう状況が起こっても機敏に対応できるような体制を整えておきたいと思っております。

福島第一原発の処理水

Q:福島第一の処理水の処理方法について、先週小委員会で提言が取りまとめられましたが、今後の政府としての決定のプロセス、具体的なタイミングについてはどのようにお考えでしょうか。

A:ALPS処理水の取扱いについては、政府としては小委員会の報告も踏まえた上で、今後地元を始めとした関係者の御意見をお伺いした上で、風評被害対策も含めて、結論を出してまいりたいと考えています。まずは関係者の御意見をしっかりとお伺いすることが大切でありまして、スケジュールありきで進めるものではありませんが、政府として責任を持って結論を出してまいりたいと思います。現時点ではそういうことでございます。

新型コロナウイルス

Q:サプライチェーンの問題で、例えばですが、中国のどの地域が途絶した場合、グローバルに影響があるのか、そういった想定であったり、分析はされているのでしょうか。

A:まずは武漢ということですけれども、武漢にも日本の企業が集中しています。自動車関係、ハイテク企業等々ありますので、向こうで完成品を作る場合もありますし、その完成品に必要な部品を作る部分もある。その部品が今度は逆に日本に入ってきて、日本での完成品の製造に必要な場合もある。更にまた武漢からいろいろなところに影響が出ている部分もありますので、中国全土に神経を張り巡らせた上で、しっかりサプライチェーンに影響があるかどうかということを見てまいりたいと思っています。

以上

最終更新日:2020年2月4日