令和2年1月28日
農林水産省


農林水産省は、東京都中央卸売市場に出荷される野菜の生育状況及び価格見通し(令和2年2月)について、主産地等から聞き取りを行いましたので、その結果を公表します。

だいこん、はくさい、キャベツ、レタス、ばれいしょ(じゃがいも)が、お買い得の見込みです!
お得な野菜を使った料理を是非お楽しみください!!

だいこんは、現在、年間を通して一番みずみずしく、繊維が柔らかい、秋冬物の収穫時期です。煮汁をぎゅっと吸い込んだおでん、ぶり大根等が人気ですが、生食でも美味しく食べられるため、手軽なサラダ等もお勧めです。
 ☆だいこんを使ったおすすめレシピはこちら↓
    https://cookpad.com/recipe/list/11469357?utf8=%E2%9C%93&keyword=%E3%81%A0%E3%81%84%E3%81%93%E3%82%93(外部リンク)
はくさいは、現在、甘みが最も増す秋冬物の収穫時期です。加熱するとトロリとした甘みが広がり、鍋物には欠かせない野菜ですが、癖のない優しい甘さで、他の食材とも相性がよいため、この機に鍋物以外の料理もお試しください。
 ☆はくさいを使ったおすすめレシピはこちら↓
    https://cookpad.com/recipe/list/11469357?utf8=%E2%9C%93&keyword=%E3%81%AF%E3%81%8F%E3%81%95%E3%81%84(外部リンク)
キャベツは、現在、葉の巻きがギュッと締まった冬物の収穫時期です。春物と比べて、糖度が高く、煮くずれしにくいのが特徴ですので、ロールキャベツ等の煮込み料理がお勧めです。
 ☆キャベツを使ったおすすめレシピはこちら↓
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レタスは、食物繊維が豊富な野菜で、サラダやサンドイッチ等と生食で食べる機会が多いですが、チャーハンやしゃぶしゃぶ等加熱した料理もお勧めです。
 ☆レタスを使ったおすすめレシピはこちら↓
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ばれいしょは、大人も子供も大好きなカレーライス、ポテトサラダ、肉じゃが、コロッケなど料理用途の幅が広い野菜ですので、日替わりでいろいろなメニューをお楽しみください。
 ☆ばれいしょを使ったおすすめレシピはこちら↓
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(参考)「野菜を食べよう」プロジェクトについて、次のURLで紹介しています。
  https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai/index.html

1.概要

近年、天候不順により野菜の価格変動が大きくなっている中で、野菜の生育状況や価格の見通しを情報発信するため、平成23年より、主産地、卸売会社、中間事業者等から聞き取りを行い、その結果を農林水産省ホームページに掲載しています。
今般、令和2年2月の野菜の生育状況及び価格見通しの聞き取り結果を次のとおり公表します。
なお、聞き取りを行った14品目の野菜の生育状況は、東京都中央卸売市場外において流通するものについても、同様の傾向です。
また、これまでの公表資料は、次のURLページで公開しております。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/

2.目的

この見通しは、直近の生育状況及び今後の生育と出荷の見通しから予測される、今後の価格見通しを公表することで、産地の出荷判断と消費者の購買行動の最適化を促し、野菜の供給及び価格の安定を図ることを目的としています。
このため、本見通しにおいて、安値水準で推移することが見込まれる品目については、産地は出荷数量の抑制に努めるとともに、消費者は積極的な購入等による消費の拡大に繋がることが望まれます。
また、高値水準で推移することが見込まれる品目については、産地は出荷数量の増加に努めるとともに、消費者は一時的に安値品目の購入に切り替える等の行動に繋がることが望まれます。
野菜産地では、日頃から安定的な生産と供給に努めていますが、天候等の影響により出荷数量や価格が不安定になることがありますので、最適な出荷判断と購買行動へのご理解とご協力をお願いします。

3.現在の生育状況

(総論)
 

品目 現在の生育状況
根菜類
(だいこん及びにんじん)

だいこんは、生育期間の気温が平年を上回って推移し、適度な降雨もあったため、生育が前進傾向。また、肥大が進み、太物傾向。
にんじんは、生育が遅延していたが、天候が良好に推移し、回復傾向。一方、引き続き、品質の低下は見られる。

葉茎菜類
(はくさい、キャベツ等)

はくさいは、生育期間の気温が平年を上回って推移し、適度な降雨もあったため、生育が前進傾向。一部産地では、品質の低下が見られる。
キャベツ、生育期間の気温が平年を上回って推移し、適度な降雨もあったため、生育が前進傾向。また、肥大が進み、大玉傾向。
ほうれんそう及びねぎは、平年並み。
レタスは、生育期間の気温が平年を上回って推移したため、生育が前進傾向。また、肥大が進み、大玉傾向。
果菜類
(きゅうり、なす等)

きゅうりは、12月中旬以降の曇雨天による日照不足に伴い、生育不良が生じている。
なすは、平年並み。12月中旬以降の曇雨天による日照不足に伴い、草勢が低下していたが回復。
トマト及びピーマンは、平年並み。

土物類
(ばれいしょ、さといも
及びたまねぎ)

ばれいしょは、北海道において収穫が終了し、作柄良好で、大玉傾向。鹿児島県において生育は良好で、大玉傾向。
さといもは、収穫が概ね終了。作柄は平年並み。
たまねぎは、北海道において収穫が終了し、作柄良好。

4.今後の生育、出荷及び価格見通し

(各論)

品目 主産地
( )書きは平成31年
2月の入荷
シェア
今後の生育及び出荷見通し 価格見通し
(平年(直近5か年
平均)比)
2月前半 2月後半
だいこん 神奈川(56%)
千葉(31%)

・ 主産地において、今後も暖冬傾向が続くと、生育が良好に推移し、肥大が進み、太物傾向となるため、2月の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。

安値水準
で推移
安値水準
で推移
にんじん 千葉(79%)
・ 主産地において、天候が良好に推移したことに伴い、生育が平年並みに回復してきているため、2月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
平年並み
で推移
平年並み
で推移
はくさい 茨城(71%)
群馬(14%)
兵庫(9%)

・ 主産地において、生育の前進に伴い、1月後半の出荷数量が平年をやや上回っている。今後の天候によるが、引き続き、2月の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。

安値水準
で推移
安値水準
で推移
キャベツ
愛知(56%)

千葉(26%)
神奈川(14%)

・ 主産地において、今後も暖冬傾向が続くと、生育が良好に推移し、肥大が進み、大玉傾向となるため、2月の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。
安値水準
で推移
安値水準
で推移
ほうれんそう
茨城(33%)
群馬(31%)
埼玉(14%)

・ 主産地において、生育は平年並みであるため、2月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。 平年並み
で推移
平年並み
で推移
ねぎ
千葉(40%)
埼玉(21%)
茨城(12%)


・ 主産地において、生育は平年並みであるため、2月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
平年並み
で推移
平年並み
で推移
レタス
静岡(28%)
香川(17%)
茨城(17%)


・ 主産地において、今後も暖冬傾向が続くと、生育が良好に推移し、肥大が進み、大玉傾向となるため、2月の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。
安値水準
で推移
安値水準
で推移
きゅうり
宮崎(30%)
千葉(18%)
群馬(17%)
高知(13%)


・ 主産地において、日照不足に伴い、生育不良が生じているため、2月前半の出荷数量は平年をやや下回り、価格は平年を上回る見込み。

・ 今後、天候が良好に推移すれば、生育及び出荷数量の回復が見込まれるため、2月後半の出荷数量、価格ともに平年並みに戻る見込み。

高値水準
で推移
平年並み
に戻る
なす 高知(64%)
福岡(16%)

・ 主産地において、生育は平年並みであるため、2月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。

平年並み
で推移
平年並み
で推移
トマト
熊本(33%)
栃木(24%)
愛知(13%)

・ 主産地において、生育は平年並みであるため、2月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。 平年並み
で推移
平年並み
で推移
ピーマン
宮崎(43%)
高知(18%)
茨城(15%)

・ 主産地において、生育は平年並みであるため、2月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。 平年並み
で推移
平年並み
で推移
ばれいしょ
北海道(49%)
鹿児島(40%)


・ 主産地において、作柄良好で、大玉傾向であるため、2月の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回る見込み。
安値水準
で推移
安値水準
で推移
さといも 埼玉(52%)
千葉(26%)

・ 主産地において、作柄は平年並みであるため、2月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。

平年並み
で推移
平年並み
で推移
たまねぎ 北海道(76%)
静岡(17%)

・ 主産地おいて、作柄良好であるため、2月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
平年並み
で推移
平年並み
で推移

注:「平年並み」とは、平年との比率が80%以上、120%未満であることを示している。

<添付資料>
  東京都中央卸売市場における指定野菜の価格の平年比(PDF : 51KB)

お問合せ先

生産局園芸作物課

担当者:朝倉、中村、熊谷
代表:03-3502-8111(内線4822)
ダイヤルイン:03-3502-5961
FAX番号:03-3502-0889

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