1. 1 1月21日から23日まで,ダニエル・グスタフソン国連食糧農業機関(FAO)事務局次長(Dr. Daniel Gustafson, Deputy Director-General, Food and Agriculture Organization of the United Nations)が訪日します。

    2 グスタフソン事務局次長は,滞在中,政府関係者等との会談を行う他,以下の行事に出席する予定です。

    1月 21日 中山外務大臣政務官表敬訪問(10時00分から10時30分,於:外務省)
    第4回日・FAO年次戦略協議(10時45分から17時00分,於:外務省)
    22日 グスタフソン事務局次長による公開講演会・ジョブセミナー(東京農工大学及びFAO駐日連絡事務所共催,外務省及び農林水産省協力,18時00分から19時45分,於:東京農工大学府中キャンパス農学部本館講堂)
    23日 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)訪問,FAOとJAXAとの地球観測衛星データ利用等にかかる連携協定の署名式及び筑波宇宙センター視察(15時30分から17時30分,於:JAXA筑波宇宙センター)

    3 我が国は,食料・農林水産分野における国連専門機関の筆頭であるFAOの活動を重視し,世界第3位の分担金拠出国として,FAOとの関係強化に取り組んでいます。取組の一環として,2017年1月に第1回日・FAO年次戦略協議をローマ(イタリア)で開催。グスタフソン事務局次長は,2018年2月の第2回日・FAO年次戦略協議開催時に続いての訪日となります。今般の訪日を通じ,日・FAO関係の更なる進展が期待されます。

    [参考1]FAO概要
     1945年に設立された食料・農林水産分野の国連専門機関(事務局本部はローマ)。加盟は194加盟国(我が国は1951年に加盟),欧州連合(EU)及び2準加盟国。世界経済の発展及び人類の飢餓からの解放を目的とし,農林水産分野の国際的ルールの策定,世界の食料・農林水産物に関する情報収集・伝達・分析・統計資料の作成,国際的な協議の場の提供,開発途上国に対する技術助言・技術協力等を実施。

    [参考2]日・FAO年次戦略協議
     2017年1月の第1回協議より,毎年開催。日本によるFAOへの支援,FAOにおける日本人職員の増強等について確認し,両者のパートナーシップを強化することを目的とする。

    [参考3]ダニエル・グスタフソン事務局次長
     FAO北米連絡事務所長,分権化支援部(OSD)部長等を務め,2012年から事務局次長を務める。2016年4月のG7新潟農業大臣会合の機会に初訪日し,G7食料安全保障作業部会にも出席。2018年2月には,東京にて開催された第2回日・FAO年次戦略協議にFAOを代表して出席。

    [参考4]グスタフソン事務局次長による公開講演会・ジョブセミナー
     食料安全保障・栄養問題,国連機関での勤務に関心のある学生等を対象とし,事務局次長からFAOによる世界の食料安全保障,栄養の改善,持続可能な農業の達成に向けての貢献について講演を行うとともに,FAOでのインターンを経験した学生から,FAOおよび国際機関での就職やインターンシップについて学生へのキャリア・アドバイス等を行う。

    [参考5]FAOとJAXAとの連携協定の署名式
     JAXA筑波宇宙センターにおいて,FAOとJAXAが連携し各国の森林資源管理等における衛星データの活用を進める協定を締結する。