1.  1月11日,アラブ首長国連邦を訪問中の若宮健嗣外務副大臣は,我が国を代表して,国際再生可能エネルギー機関(IRENA)第10回総会に出席したところ,概要は以下のとおりです。

     若宮副大臣は,11日午前に行われたセッションにおいて,再生可能エネルギー推進に向けた取組に関するスピーチ日本語(PDF)別ウィンドウで開く英語(PDF)別ウィンドウで開く)を行いました。

     同スピーチにおいては,まず,パリ協定の実施元年にあたり,日本が,「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」に基づき,脱炭素社会の実現に向けて取り組んでいることを述べました。また,脱炭素社会の実現に不可欠な再生可能エネルギーの推進に向けたIRENAの取組を評価するとともに,日本としても再生可能エネルギーの主力電源化を掲げ,その導入を積極的に推進していることを述べました。
     その上で,若宮副大臣は,2030年頃から寿命を迎える太陽光パネル等が大量に廃棄される時代が到来することを問題提起しました。そして,再生可能エネルギーの長期的かつ安定的な普及促進のためには,その導入の加速化だけではなく,環境に配慮しつつ,将来的な廃棄の問題について今から考え,取り組むことが重要であることを訴えました。
     最後に,若宮副大臣は,今般のIRENA総会を契機に,国際社会がいかに将来的な廃棄の問題に対処していくべきか,考え方を共有する国々と協力しながら,今後,IRENA等の場で議論していきたい旨述べました。