令和2年1月11日
農林水産省

本日、国内53例目の疫学関連農場であり監視対象となっていた沖縄県沖縄市の農場においてCSFの疑似患畜が確認されました。
沖縄県におけるCSFの発生は、3事例6農場となります。
本病の防疫措置等について万全を期します。
現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれがあることなどから厳に慎むよう御協力をお願いいたします。

1.発生農場の概要

所在地:沖縄県沖縄市
飼養状況:332頭

2.経緯

(1)沖縄県は、1月9日(木曜日)、国内53例目の疫学関連農場である農場において、家畜防疫員による立入検査を実施しました。
(2)その後、家畜保健衛生所により精密検査を実施したところ、本日(1月11日(土曜日))、CSFの疑似患畜であることが判明しました。
(3)このため、当該農場の飼養豚について防疫措置を講じるとともに、当該農場と堆肥舎及び堆肥運搬車を共同利用している農場(同県沖縄市、飼養状況:1,565頭)の飼養豚もCSFの疑似患畜とし、防疫措置を講じます(防疫措置対象:1,897頭(2農場))。

3.今後の対応

「CSFに関する特定家畜伝染病防疫指針」に基づき、以下の防疫措置等について万全を期します。
(1)当該農場の飼養豚の殺処分及び焼埋却等の必要な防疫措置を迅速かつ的確に実施します。
(2)感染拡大防止のため、発生農場周辺の消毒を強化し、主要道に消毒ポイントを設置します。
(3)感染経路等の究明のため、国の疫学調査チームを派遣します。
(4)本病の早期発見及び早期通報の徹底を図ります。
(5)関係府省と十分連携を図るとともに、生産者、消費者、流通業者等への正確な情報の提供に努めます。
(6)農場の消毒や野生動物の農場への侵入防止等の飼養衛生管理基準の遵守に関する指導を徹底します。
(7)感染経路等の究明及びまん延防止のため、あらゆる可能性を想定し調査します。

4.その他

(1)CSFは、豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。
(2)現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれがあること、農家の方のプライバシーを侵害するおそれがあることなどから厳に慎むよう御協力をお願いいたします。特に、ヘリコプターを使用しての取材は防疫作業の妨げとなるため、厳に慎むようお願いいたします。
(3)今後とも、迅速で正確な情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者は根拠のない噂などにより混乱することがないよう、御協力をお願いいたします。

お問合せ先

消費・安全局動物衛生課

担当者:山野、下平
代表:03-3502-8111(内線4582)
ダイヤルイン:03-3502-8292
FAX番号:03-5512-2293