2020年1月10日

梶山経済産業大臣は、第2回・日豪経済閣僚対話に出席するため、1月9日(木曜日)から1月11日(土曜日)にかけて、オーストラリア連邦を訪問しました。また、この機会を捉え、水素・燃料電池分野の協力に関する共同声明に署名し、日本貿易振興機構(JETRO)と豪州貿易投資促進庁(Austrade)の協力覚書に関する署名式に立ち会うとともに、キャナバン資源・北部豪州大臣と二国間会談を行いました。

1. 日豪経済閣僚対話

日豪経済閣僚対話は、日豪間の戦略的経済課題を議論するため、経済産業省と豪州外務貿易省の間で設置した大臣級の政策対話です。

梶山大臣は、10日、バーミンガム貿易・観光・投資大臣とともに、第2回・日豪経済閣僚対話を開催しました。キャナバン資源・北部豪州大臣も対話に参加されました。終了後、閣僚対話の成果について、共同声明を発出しました。

閣僚対話では、ルールに基づいた多角的貿易体制の推進や、インフラ協力等のインド太平洋地域における課題等について、意見交換を行いました。また、今回の対話では、エネルギー・資源について初めて議題に取り上げました。豪州と協力を進めている水素やカーボンリサイクル、重要鉱物を始め、幅広い分野について意見を交わしました。

2. 水素・燃料電池分野の協力に関する共同声明、日本貿易振興機構(JETRO)-豪州貿易投資促進庁(Austrade)の協力覚書に関する署名式

梶山大臣は、キャナバン資源・北部豪州大臣とともに、クリーンで持続可能なエネルギー源としての水素の普及に向けた協力や日豪褐炭水素サプライチェーンプロジェクトの成功に向けた協力について両国間の意思を確認することなどを目的に、水素及び燃料電池分野の協力に関する共同声明に署名しました。

また、両国の貿易投資促進機関である日本貿易振興機構(JETRO)と豪州貿易投資促進庁(Austrade)の間の協力覚書に関する署名式にも立ち会いました。

  • 水素・燃料電池分野の協力に関する共同声明
  • JETRO-Austradeの署名式

3. 二国間会談等

梶山大臣は、キャナバン資源・北部豪州大臣と二国間会談を行い、LNGに関する継続的な協力関係を確認するとともに、水素や重要鉱物分野での今後の協力などについて議論しました。また、パラス・ヴィクトリア州財務担当大臣による表敬を受けました。

  • キャナバン大臣との二国間会談
  • パラス大臣による表敬

4. モナシュ大学技術研究所の視察

梶山大臣は、モナシュ大学技術研究所をバーミンガム貿易・観光・投資大臣とともに訪問し、次世代エネルギーとしての水素・アンモニアに関する研究について説明を受けました。

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    資源・エネルギー庁 長官官房国際課長 金子
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  • (水素・燃料電池分野の協力に関する共同声明について)

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    電話:03-3501-1511(内線 4558~9)
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