1. 1月9日(現地時間同日),ベトナム社会主義共和国の首都において,グエン・スアン・フック首相(H.E.Mr.Nguyen Xuan Phuc,Prime Minister),グエン・マイン・フン情報通信大臣(H.E.Mr. Nguyen Manh Hung, Minister of Information and Communications)及び高市早苗総務大臣の立ち会いの下,梅田邦夫駐ベトナム特命全権大使とマイ・ティエン・ズン官房長官(H.E.Mr.Mai Tien DUNG, Minister, Chairman of the Office of the Government)の間で,無償資金協力「経済社会開発計画」(供与額5億円)に関する書簡の交換が行われました。
    2. ベトナムは近年目覚ましい経済成長を遂げる中で,円滑かつ迅速な行政の運営を目指すべく電子政府化による行政改革の推進を進めており,今回の計画(案件位置図(PDF)別ウィンドウで開く)は,その一環として,電子政府システムの構築に必要なIT関連機材の供与をするものです。
    3. この協力により,電子化された地方自治体・各省庁等と首相府との間の報告体制が構築され,ベトナムの行政手続や政府内の意思決定の迅速化が図られます。更には,ベトナムに進出する日系企業の事業環境の改善に資することが期待されます。

    [参考] ベトナムは,面積32万9,241平方キロメートル(九州を除いた日本の面積とほぼ同じ),人口9,470万人,1人当たり国民総所得(GNI)は2,387米ドル(2018年,越統計総局)。