1.  1月7日,大久保武駐レバノン特命全権大使はミシェル・アウン・レバノン大統領(H.E. Mr.Michel Aoun, President of the Lebanese Republic)と会談し,カルロス・ゴーン被告人の出国事案について,概要以下のやり取りを行いました。
     
    1   大久保大使から,ゴーン被告人が,不法に我が国から出国し,レバノンに到着したことは誠に遺憾であり,我が国として到底看過できるものではない旨伝えるとともに,我が国として重大な関心を有する本件について,レバノン政府が事実関係の究明を含め必要な協力を行うよう要請しました。
     
    2   アウン大統領から,本件に関してレバノン政府はまったく関与していないとの説明があるとともに,レバノンは日本との関係を重視しており,日本側からの協力要請に対しては全面的な協力を惜しまないことを約束するとの発言がありました。