1. 1 12月20日,フランス・パリにおいて,阿部康次フランス駐在日本国臨時代理大使とモニーク・エロワ国際獣疫事務局長(Dr. Monique Eloit, Director General of the World Organisation for Animal Health (OIE))との間で,「国際獣疫事務局アジア太平洋地域代表事務所の特権及び免除に関する日本国政府と国際獣疫事務局との間の協定」(国際獣疫事務局アジア太平洋地域代表事務所に関する特権・免除協定)和文(PDF)別ウィンドウで開く英文(PDF)別ウィンドウで開く)の署名が行われました。

    2 OIEは,世界における動物衛生の向上のために,1924年に「國際獸疫事務局ヲ巴里ニ創設スル爲ノ國際協定」に基づいてパリに設立された国際機関です。現在,182の国及び地域が加盟しており,我が国は1930年に加盟しました。

    3 1990年の第58回OIE総会において,東京に国際獣疫事務局アジア太平洋地域代表事務所(以下「事務所」という。)を設置する決議が採択されたことを受け,1992年6月にOIE初の地域代表事務所として事務所が設置されました。

    4 この協定は,事務所及び事務所の職員に対して与えられる特権及び免除を規定するものであり,この協定により,我が国における事務所の活動がより一層円滑化されることになります。

    5 この協定は,この協定の受諾(我が国の場合は国会承認が必要。)を通知する公文を交換した日の後30日目の日に効力を生ずることとされています。

    [参考]国際獣疫事務局(OIE : Office des Internationale Epizooties)
     OIEは,アジア太平洋,米州,中東,アフリカ,欧州の5地域に地域代表事務所を設置。各事務所は,各地域において,動物衛生の情報集積・提供,予防・防疫,食品安全の確保などについて中核的な役割を果たしている。