2019年12月12日

特許庁は、令和2年1月22日(水曜日)に、「福島知財活用プロジェクト アイデア・技術をビジネスにつなげよう!」と題した知財活用推進セミナーを郡山において開催します。今年ノーベル化学賞を受賞された旭化成株式会社名誉フェローの吉野氏にリチウムイオン電池の誕生秘話等について御講演いただくほか、太陽系の誕生と生命誕生の秘密に迫るミッションを遂行中の「はやぶさ2」に参画した県内企業等の皆様に、宇宙開発秘話について知財を絡めて御紹介いただきます。

1.「福島知財活用プロジェクト アイデア・技術をビジネスにつなげよう!」とは

昨年度からスタートした「福島知財活用プロジェクト」は、県内の中小企業・学生等の皆様に知財を意識、活用していただくメリットを知っていただき、知財活用の取組が県内に根付く事を目指します。
今年度はこれまで県内3箇所(南相馬市、会津若松市、白河市)でセミナー・ワークショップを開催してきましたが、最終回となる郡山市でのセミナーはテーマを「ふくしま×知財」とし、今年度の福島知財活用プロジェクトでの取組も御紹介します。

2.開催概要

(1) 日時

令和2年1月22日(水)14時~17時20分(予定)
場所:郡山市立中央公民館(福島県郡山市麓山一丁目8-4)

(2) プログラム

1) 開会

2) 講演「福島における知財活用の取組(仮題)」 特許庁長官 松永 明

福島における知財活用の現状等を御紹介するとともに、知財を活用した事業化の専門家を県内の中小企業に派遣し、事業創出のサポートをする「福島ビジネスプロデューサー派遣事業」や県内3箇所で実施したセミナー・ワークショップ等、特許庁の取組について御紹介します。

3) パネルディスカッション「『はやぶさ2』成功の鍵とふくしまの力」

JAXAで実際に小惑星リュウグウへの着地の指揮をとった佐伯氏をはじめ、打ち上げ時などに探査機に電力を供給したリチウムイオン電池の開発に携わった古河電池株式会社の坂本氏、通信機器を動かす電源装置の設計・組立・検査に携わったNECプラットフォームズ株式会社の野地氏をパネリストに、モデレーターには、はやぶさ2の安全な着地点を探す基礎情報となった、小惑星リュウグウの詳細な三次元形状モデル製作を担当した会津大学の平田氏をお招きし、「はやぶさ2」をいかに成功に導いたかを知財の取組とともに御紹介いただきます。

パネリスト

  • 古河電池株式会社 技術開発本部開発統括部 LB事業推進部 部長
    坂本 智彦氏
  • NECプラットフォームズ株式会社
    生産本部SC戦略室生産革新部シニアエキスパート兼)生産本部 東北生産統括部 製造技術部シニアエキスパート
    野地 英男氏
  • JAXA 宇宙科学研究所 宇宙飛翔工学研究系 助教
    佐伯 孝尚氏

モデレーター

  • 会津大学 宇宙情報科学研究センター 上級准教授
    平田 成氏

4) 特別講演「リチウムイオン電池がつくる未来」

旭化成株式会社 名誉フェロー 吉野 彰氏
今では携帯電話、ノート型パソコン、電気自動車等に広く使われるリチウムイオン電池を開発し、今年ノーベル化学賞を受賞された吉野氏をお招きし、リチウムイオン電池誕生秘話や特許取得に纏わる話を御講演いただきます。

5) 閉会

3.参加申込方法

「福島知財活用プロジェクト~ふくしま×知財~」の参加申込方法、プログラム等の詳細は、以下の公式ウェブサイトを御覧ください。

「福島知財活用プロジェクト アイデア・技術をビジネスにつなげよう!」特設ホームページ外部リンク

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担当

特許庁 総務部 普及支援課長 佐野
担当者:高柳、遠山

電話:03-3581-1101(内線 2145)
03-3501-5878(直通)
03-3506-8615(FAX)