1. 1 我が国政府は,サモア独立国における麻しんの流行に対する同国政府からの要請を受けて,12月2日から医師,看護師,外務省及びJICA職員から成る国際緊急援助隊・感染症対策チームを現地へ派遣しました。今般,サモア政府より支援の継続を希望する旨の連絡を受け,我が国は,同国へ二次隊を派遣することを決定しました。二次隊は,12月14日に現地に向けて出発する予定です。

    2 同チームは,サモア独立国政府や関係国,国際機関等と連携しつつ,重症麻しん患者の治療などの支援を実施する予定です。

    [参考]

    • 10月中旬以降,サモア独立国で麻しんが発生,サモア独立国政府は11月15日に緊急事態宣言を発令し,予防接種義務化,18歳未満の医療施設,公共の集会への制限,学校休校措置をとった。
    • 11月19日に罹患者数が1,174名,死者16名となったこともあり,21日に政府は新たな命令を出し,上記年齢を19歳未満へ引き上げた。
    • 11月16日,WHOが緊急医療チーム派遣の要請を各国に対して発出。28日,サモア独立国政府からも我が国に対して緊急医療チーム派遣の要請が接到した。
    • 12月6日時点で罹患者数は4,357名,死者数は63名へ増加。現在我が国の他,豪州,NZ,国連,英国,米国,ノルウェー,イスラエル等が医療支援チームや機材等の支援を実施中。