1.  茂木敏充外務大臣は,本2日午後4時40分頃から約35分間,外務省の閣僚級招へいにより訪日中のニャマー・エンフボルド・モンゴル国防大臣(H.E. Mr. Nyamaa ENKHBOLD, Minister of Defence of Mongolia)と会談したところ,概要は次のとおりです。
     
    1 茂木大臣から,エンフボルド国防大臣の訪日を歓迎するとともに,「普遍的価値を共有するモンゴルとの『戦略的パートナーシップ』を一層発展させ,地域・国際社会の平和と安定に共に貢献していきたい」旨述べました。また,本年10月の台風19号の被害に際し,モンゴル政府からの義援金供与等の支援に対し心から感謝している旨述べました。エンフボルド大臣からは,1990年代初頭のモンゴルの民主化以降,日本が一貫してモンゴルを支援してきたことへの謝意が表明されました。
     
    2 両大臣は,二国間の安全保障・防衛分野での協力の深化を確認するとともに,引き続き,この分野での二国間及び多国間の協力を推進していくことで一致しました。また,茂木大臣から,エンフボルド大臣が会長を務めるモンゴル赤十字協会による,抑留中死亡者の慰霊碑の管理やノモンハンでの遺骨収集等に係る積極的な協力に謝意を表しました。
     
    3 両大臣は,地域・国際情勢についても意見交換を行いました。北朝鮮情勢に関し,両大臣は,安保理決議の完全な履行の重要性を確認したほか,茂木大臣から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めました。