1.  昨27日(現地時間),フランス共和国を訪問中の秋葉賢也内閣総理大臣補佐官は,経済協力開発機構(OECD)グローバル戦略グループ会合に出席したほか,同会合の機会にアンヘル・グリアOECD事務総長(Mr. Angel Gurria, Secretary General, OECD)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

    1 グローバル戦略グループ会合において,秋葉内閣総理大臣補佐官から,高齢者の就労促進や健康寿命の延伸等,高齢化を踏まえた日本の取組を紹介しつつ,日本として全世代型社会保障制度の実現を目指していく旨強調しました。その上で,日本が議長国を務めた本年のG20大阪サミットや関連閣僚会合における,高齢化に関する主な成果を紹介し,日本として,引き続き高齢化時代を踏まえた政策や国際協調についての議論に積極的に貢献していく旨述べました。

    2 グリアOECD事務総長との会談において,秋葉内閣総理大臣補佐官から,OECDによる,高齢化を含む様々な政策分野に関する取組を高く評価している旨述べ,本年のG20におけるOECDの様々な貢献に謝意を表明しました。これに対し,グリア事務総長から,秋葉内閣総理大臣補佐官のグローバル戦略グループ会合への出席に謝意が示されるとともに,高齢化等に関するこれまでのOECDの取組,同分野を含むOECDによるG20への貢献等について説明がなされました。さらに両者は,OECDにおける邦人職員の増強について引き続き協力を行うことで一致しました。

    [参考]OECDグローバル戦略グループ(GSG)会合
     OECD加盟国等の本国のハイレベル政策担当者が,国際社会が直面する重要な経済・社会問題について,非公式かつ自由な形で(「チャタム・ハウス・ルール」),中長期的及び戦略的観点から議論する会合。本年の同会合は「高齢化」を主要なテーマとし,11月27・28日に実施。